平成22年度市町村立美術館活性化事業・第11回共同巡回展は、宮城県美術館の所蔵作品による「佐藤忠良展(仮称)」を開催します。
佐藤忠良(1912~)は、宮城県の出身で、戦後から現代に至る日本の具象彫刻の中で、その中心となって活躍してきた作家であり、日本の彫刻史に残る数多くの代表作を制作してきました。宮城県美術館・佐藤忠良記念館では、彫刻の代表作を常設展示するとともに、素描などを展示替えしながら、氏の芸術の全貌を紹介しています。本展では、同館の所蔵品の中から、テーマを決めて作品を選定し、展覧会を企画していただきます。
参加館の学芸担当者の方には、本展のアドバイザーと共に準備段階からご参加いただき、各館の特性を活かした内容の展覧会にしたいと考えております。本展に興味をお持ちの市町村立美術館等のご担当者には参加希望書等をお送りしますので、送付先を担当までお知らせください。なお、応募に際しましては、ファシリティ関係の資料提出をお願いいたしますので、予めご了承ください。
[募集締切]平成20年12月19日(金)
佐藤忠良《帽子・夏》
(1972年/宮城県美術館蔵)
*出品作品は実行委員会において選定していただきますが、所蔵館の都合によりご希望に添えない場合もありますので、予めご了承ください。
●宮城県美術館の佐藤忠良コレクション
宮城県美術館・佐藤忠良記念館は、佐藤忠良氏から寄贈を受けた彫刻や素描作品、関連する資料などを保存、展示するために、1990年6月に別館として開設されました。収蔵品は、佐藤氏のブロンズ彫刻や素描作品をはじめ、関連作品など多岐にわたり、また石膏原型も加わりました。
●市町村立美術館活性化事業概要
本事業は準備段階から参加館担当者とのやり取りを行うため、2年度先に実施する企画への参加を募っています。3~4館で実行委員会を構成して巡回展を行い、助成金も実行委員会を通じて交付されます。参加希望館には、審査を経て今年度中には内諾をお出しする予定です。この事業の全体概要については、参考として「平成21年度公立美術館活性化事業助成要綱」をご参照ください。
[助成対象]次に掲げる団体において構成される実行委員会
・市区町村(政令指定都市を除く。以下同じ)
・指定管理者として指定を受け、市区町村の美術館の管理を行う団体
・市区町村が出資している公益法人で財団法人地域創造が特に認めるもの
[対象事業]実行委員会を構成する美術館等が、当該企画展のテーマに沿って美術作品を巡回展示する事業
[開催時期]平成22年度
*ただし会期は11月までとする
[助成期間]単年度
[助成額]助成対象事業に係る直接経費から入場料等収入を控除した額の3分の2以内、1,200万円が上限。
●市町村立美術館活性化事業に関する問い合わせ
総務部振興助成課 泰井・日下部
Tel. 03-5573-4183 Fax. 03-5573-4070
taii@jafra.or.jp