一般社団法人 地域創造

アーツセンター情報

千葉市美浜文化ホール

〒261-0011 千葉市美浜区真砂5-15-2
Tel. 043-270-5619
http://www.mihamahall.jp/

◎2007年7月1日オープン

千葉県西部に位置する美浜区は幕張メッセや千葉マリンスタジアムなどが立地する幕張新都心が中核を担っており、また東京都心への通勤者のベッドタウンとなっている。その中心に千葉市民の芸術文化活動の拠点として保健福祉センターとの複合施設として整備。館長にハンズオンエンタテイメントの菊池哲榮を迎え、当ホールならではの事業として、「ポピュラーミュージック大学」を開講している。毎月ゲスト講師を呼んだ商業音楽の源流を探るこのワークショップは無料で行われており、ポピュラー音楽に特化した独自の企画運営を行っている。

[オープニング事業]レビューショー「美浜に吹く風」
[施設概要]メインホール(354席)、音楽ホール(152席)、リハーサル室、スタジオ2室、会議室ほか
[設置者]千葉市
[管理者]アートウインド運営企業体
[設計者]小泉雅生/小泉アトリエ・C+A村井建築設計共同企業体

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東京都豊島区

あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)

〒170-0013 豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル2F
Tel. 03-5391-0751
http://www.owlspot.jp/

◎2007年9月10日オープン

豊島区では、2003年に策定された区の基本構想において、文化分野を重点課題として位置付け、「伝統・文化と新たな息吹が融合する文化の風薫るまち」を目指すことが4つの基本方針のひとつとなっている。02年より設置されている文化政策懇話会では「豊島区の文化政策に関する提言」をまとめ、その提言を元に05年には「文化創造都市宣言」、06年には文化芸術振興条例を制定。こうした動きと、10年ほど前から計画のあった東池袋地区の再開発の2つの流れが合致したこと、また演劇が盛んな地区であることから、演劇を中心とした舞台芸術の創造・発信・育成の場として整備。15階建てオフィスビルの2~5階を豊島区が区分所有し、そのうち2、3階が劇場、4、5階は区立中央図書館となっており、池袋の新しい文化スポット、豊島区の文化・芸術によるまちづくりの拠点となっている。こけら落とし公演では、文芸性の強い4つの演劇を上演。プログラム策定に当たっては、豊島区の芸術顧問で当施設アドバイザーでもある小田島雄志が監修し、劇場プロデュース公演、劇団とのタイアップ公演、貸館事業の3つを柱に運営している。貸館事業では、期間を区切って区民に優先して劇場を貸し出す「あうるすぽっと区民シリーズ」という枠を設定し、半日や1日という短期の貸し出しにも対応する。また劇場の運営を実践しながら学ぶことのできるアートマネジメント研修(インターン)プログラムも行っている。

[オープニング事業]演劇4公演(『ハロルド&モード』『駅・ターミナル』『海と日傘』『朱雀家の滅亡』)
[施設概要]ブラックボックス型劇場(301席)、ホワイエ(約300m2)、楽屋(3室)、会議室(2室)
[設置者]豊島区 [管理者](財)としま未来文化財団(指定管理者)
[設計者]建物自体の設計:日本設計/劇場のコンサル:シアターワークショップ

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広島県三原市

三原市芸術文化センター“ポポロ”

〒723-0051 三原市宮浦2-1-1
Tel. 0848-81-0886
http://www.mihara-popolo.com/

◎2007年10月14日オープン

三原市文化会館の老朽化により、立て替えられた山陽新幹線からも見える丸い屋根が特徴的な多目的ホール。「鏡餅、屏風、扇子」をモチーフとして設計されている。1000以上のキャパシティをもつ新設の市のコア施設でありながら、文化財団をもたず、地元企業も入った共同事業体がホールの運営・管理を行っている。昨年10月~12月にかけては、市民参加事業ポポロdeトライを開催し、ピアノや洋楽、太鼓といったさまざまなジャンルで市民が舞台に立つ機会を設けるとともに、多くの人がホールに足を運ぶ機会を提供した。

[オープニング事業]倍賞千恵子による講演、中村紘子ピアノリサイタルほか
[施設概要]大ホール1209席、リハーサル室、練習室2室、会議室2室
[設置者]三原市
[管理者]三原まちづくり芸術文化センター共同事業体
[設計者]槇総合計画事務所

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