ジャンル別に、開催地、日程、事業名、事業内容の順に掲載しています。[出]は出演者(講師等)、[会]は会場、[問]は問い合わせ先です。*は地域創造助成事業
音楽・演劇・映像
埼玉県熊谷市 7月27日
熊谷会館ファミリークラシック夏休みオーケストランド!
子どもから大人まで楽しめるクラシックコンサートのシリーズ。前回好評だった指揮者に挑戦するコーナーや、歌や好きな楽器でオーケストラと共演するコーナーのほか、今回はオーケストラ曲を分解し、組み立て直すコーナーもある。
[出]飯森範親、東京交響楽団ほか
[会]熊谷会館
[問]埼玉県芸術文化振興財団 Tel. 048-523-2535
埼玉県和光市 7月28日~30日
小学生のための演劇体験ワークショップ
パントマイムやスローモーションを駆使した変幻自在の身体表現によって描く短編演劇で知られる劇団、デイリーアウルシアターの演出家・脚本家の吉田貴秀を講師に、シアターゲームを中心としたワークショップを実施する。
[会]和光市民文化センターサンアゼリア
[問]和光市文化振興公社 Tel. 048-468-7771
埼玉県富士見市 7月29日~8月3日
子ども演劇ワークショップキラリ☆えんげきっず、大集合!
小学生を対象とした演劇創作ワークショップ。芸術監督・生田萬を講師にワークショップを行い、最終日にホールで作品を上演する。
[会][問]富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ Tel. 049-268-7788
東京都中央区 8月11日、12日
丸の内キッズフェスタ
東京国際フォーラム10周年記念事業として昨年スタート。子どもたちのパフォーマンスやゲストによるコンサート、遊びコーナーや仕事体験、モノづくり体験、生命の不思議や地球の未来に関するセミナーなどを各ブースで展開。
[会]東京国際フォーラム
[問]丸の内キッズフェスタ事務局 Tel. 03-5221-9630
東京都港区、調布市 8月9日~12日、14日~17日
第16回キンダー・フィルム・フェスティバル
ベルリン国際映画祭の児童映画部門ディレクターを招いて始まった日本で唯一の子ども国際映画祭。世界中の良質な映画・アニメを紹介するほか、声優がライブで吹き替えを担当する上映や、映画づくり体験ワークショップも。司会から音響、照明などに子どもたちも携わる。
[会]青山円形劇場、調布市文化会館たづくりほか
[問]キンダー・フィルム・フェスティバル事務局 Tel. 03-3327-8670
東京都港区 8月12日~31日(楽器)/7月28日~8月29日(造形)
夏休み短期コース2008
「親子で作ろう!手作り楽器のワークショップ」は、インドネシアの竹のリコーダーやブラジルのサンバ楽器タンボリンなどを親子でつくり、出来た楽器を使って合奏を体験。「夏休み造形教室『からくりと造形』」はからくりの仕組みを知りながら楽しいオブジェをつくる。
[会][問]青山こどもの城 Tel. 03-3797-5666
東京都台東区 8月3日
夏休み子ども音楽会2008 上野の森文化探検
『カルメン』や『スラブ舞曲』など有名なオーケストラ曲を中心とした演奏会に、上野動物園や博物館、美術館など上野の森の9施設入場パスポート特典が付く企画。
[出]大友直人、東京都交響楽団
[会][問]東京文化会館 Tel. 03-3828-2111
東京都江東区 8月17日
元気の出るコンサート2008夏の祭典~興奮と感動と~
今年で6回目。北京オリンピックにちなんだ曲を、江東区の中学生と東京シティ・フィルのピックアップメンバーが演奏するほか、東京シティ・フィルの解説付き名曲コンサートの2部構成。
[会][問]江東区文化センター Tel. 03-3644-8111
東京都渋谷区 7月25日~27日
新国立劇場こどものためのオペラ劇場『ジークフリートの冒険~指環をとりもどせ!』
『ニーベルングの指環』4部作から成る台本を翻案し、1幕(約1時間)にまとめたもの。今回はウィーン版としてオーケストラのオリジナル楽器で編成し、フィナーレなどヴァージョンアップした作品を上演。
[会][問]新国立劇場 Tel. 03-5352-5733
東京都豊島区 8月1日
パイプオルガン講座 夏休み特別編 紙工作─オルガンのパイプを作ってみよう─!
劇場オルガニストを講師に、オルガンをより深く楽しむ。音の出る仕組みについてのレクチャーや紙工作によるワークショップなど。同日には毎月開催している「ランチタイム・オルガンコンサート」の夏休みスペシャル、また14日には「夏休み大ホールバックステージツアー」も開催。
[会][問]東京芸術劇場 Tel. 03-5391-2111
東京都豊島区 8月20日~26日
子どもに見せたい舞台vol.2 『少年探偵団~怪人二十面相を追え~』
Ort-d.dの倉迫康史演出により、江戸川乱歩の『少年探偵団』シリーズを上演。少年探偵団役3人は、12歳~19歳までの男女をオーディションで選考する。
[会]にしすがも創造舎
[問]NPO法人アート・ネットワーク・ジャパン Tel. 03-5961-5200
東京都小平市 8月30日
芸術家と子どもたちとの出会いフェスティバル
さまざまなアーティストが集結し、ゴスペルとピアノコンサートのほか、乳幼児歓迎のコンサート、絵画や写真のワークショップ、折り紙やぞうりづくりの企画などが全館で行われる。
[会]ルネこだいら
[問]2008ルネこだいら「芸術家と子どもたちとの出会いフェスティバル」実行委員会 Tel. 042-345-5111
東京都調布市 8月1日、2日
ワークショップ楽器たんけん隊Part2
オーケストラの楽器に実際に触れて、音の出る仕組みを知る。演奏・指導は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団員。
[会]調布市グリーンホール
[問]調布市文化・コミュニティ振興財団 Tel. 042-481-7611
横浜市 8月2日
こども狂言ワークショップ~入門編~
狂言方大蔵流の山本則俊の指導で、足の運びや扇の使い方などを学び、狂言小舞『盃』を稽古した後、『柿山伏』の一部を演じる。人間国宝による特別普及公演「夏休み夢舞台」で公演も鑑賞する。
[会][問]横浜能楽堂 Tel. 045-263-3050
横浜市 8月7日~9日
夏休みオルガンわくわく大作戦2008
ホールオルガニストの三浦はつみと打楽器コメディアンの山口ともが出演。ガラクタ楽器のリズムとオルガンを聴き比べ、それぞれの楽器の良さを再確認する。
[会][問]みなとみらいホール Tel. 045-682-2000
横浜市 8月21日~23日
子どものための人形劇ワークショップ
人形劇師の平常と小学1~3年生が一緒に人形劇をつくるワークショップ。材料探しからスタートし、人形をつくり、役づくりにも挑戦。最後は発表会を行う。
[会]神奈川県民ホール
[問]神奈川芸術文化財団 Tel. 045-633-3766
横浜市 8月31日
子どもと楽しむ夏・音楽堂 仲道郁代ピアノ・コンサート
夏休み最後の日曜日に開催される恒例企画。今年はピアニストの仲道郁代が登場。トークを交えながらの演奏や、ピアノ解体ショーなど。終演後ホワイエで仲道との交流会も予定。
[会][問]神奈川県立音楽堂 Tel. 045-263-2567
神奈川県相模原市 8月11日
夏休み「子どものための音楽会」
『ボレロ』や『くるみ割り人形』などなじみのある名曲を中心に、指揮者・青島広志が楽しい解説を繰り広げる。
[出]神奈川フィルハーモニー管弦楽団
[会]グリーンホール相模大野
[問]相模原市民文化財団 Tel. 042-749-2200
神奈川県相模原市 7月27日、29日、8月2日、3日
劇場であそうぼうvol.2『からだとあそぼう』
劇場に来たことのない子どもたちに気軽に参加してほしいと昨年から始まった企画。今年は舞踊家の伊藤キムを講師に迎え、身体をおもちゃのようにして遊ぶことから生まれるダンスのワークショップを開催。最終日には公開ワークショップも実施する。
[会]桜美林大学プルヌスホール
[問]桜美林大学パフォーミングアーツ・インスティテュート Tel. 042-704-7133
神奈川県逗子市 8月6日~12日
第3回こどもフェスティバル
施設全体を使って、行政と市民が企画から実施までを協働で運営。人形劇公演、コンサート、ワークショップ、工作教室、絵本読み聞かせ、ギャラリー展示などを予定。
[会]逗子文化プラザ
[問]逗子市芸術文化事業協会 Tel. 046-870-6622
富山県富山市、高岡市 7月31日~8月5日
第1回とやま世界こども舞台芸術祭
16カ国19団体、県外10団体、県内43団体から、総勢約2,000人の子どもたちが参加。演劇や音楽、舞踊などの公演や、シンポジウム、ワークショップ、交流会などを通して、子どもたちが多種多様な芸術文化にふれ、国際的な文化交流と友情の輪を広げる。
[会]富山県民会館、富山市芸術文化ホール、富山市民芸術創造センター、高岡文化ホールほか
[問]とやま世界こども舞台芸術祭実行委員会 Tel. 076-441-8635
愛知県豊田市 7月29日~8月7日
夏休みこども博覧会
毎年約3000人の子どもたちが参加するイベントで今年で8回目。古屋和子による語り、人形劇、紙芝居、絵本の読み聞かせ、腹話術やけん玉のワークショップ、中学生のボランティアによる工作教室・段ボール迷路など。
[会]豊田市民文化会館、豊田市民ギャラリー
[問]豊田市文化振興財団 Tel. 0565-31-8804
滋賀県大津市 8月7日
子どものための管弦楽教室 オーケストラの仕事
『ウィリアム・テル』序曲や『運命』など、子どもたちにもお馴染みの曲を中心にした演奏会のほか、指揮者体験コーナーなどもある。8月30日、31日にはお芝居の登場人物とステージ裏を探検する「わくわく☆ドキドキ★劇場探検ツアー」も開催。
[会]飯守泰次郎、関西フィルハーモニー管弦楽団
[問]びわ湖ホール Tel. 077-523-7133
大阪府箕面市 8月9日、10日
第3回みのおこども文化体験フェア
合唱、軽音楽、三曲、民謡、民舞、詩吟、小鼓、謡曲、茶道、華道、料理、CGデザイン、ラジオ番組づくり、芝居など、小学生高学年から高校生を対象とした体験講座を実施。
[会]メイプルホール、中央生涯学習センターほか
[問]第3回みのおこども文化体験フェア実行委員会 Tel. 072-721-2123
大阪府富田林市 8月24日
すばるキッズパレードフェスティバル
ホール全館が民話劇場、ものづくりワークショップなど子どものためのイベント一色に染まる。プログラムのひとつであるキッズミュージカルは、オーディションで選ばれた子どもたちにより、オリジナル作品を上演する。
[会]すばるホール
[問]すばるキッズパレードフェスティバル実行委員会 Tel. 0721-25-0222
広島県廿日市 8月7日~9日
アートパフォーマンスキャンプin浅原2008
チェコ在住で世界的に活躍する人形劇師・沢則行をメイン講師に、子どもたちが3日間の共同生活を送りながら自然の中で遊び、語り、音やものをつくったり、さまざまな表現活動を体験する。
[会]廿日市市浅原公民館ほか
[問]NPO法人子どもコミュニティネットひろしま Tel. 082-511-0004
北九州市 7月22日~27日
チャレンジ!えんげき2008
子どもたちが北九州の若手演劇人や劇場スタッフと一緒に、台本や舞台背景、衣裳・小道具をつくり、発表をする。初めて出会った仲間たちと一緒に演劇をつくる過程で、共同作業の難しさや喜び、演劇の楽しさにふれる。演出は、のこされ劇場≡の市原幹也。
[会][問]北九州芸術劇場 Tel. 093-562-2535
美術
青森県十和田市 7月19日~8月31日
「ワッと!どうぶつ What?アート」展
十和田市は「馬のまち」であり、美術館の中にも動物をモチーフとしている作品がある。さまざまな表現形態の作品を配し、現代アートの多様な表現を楽しんでもらう。
[会][問]十和田市現代美術館 Tel. 0176-20-1127
群馬県高崎市 7月5日~8月24日
こどもとおとなの美術入門「たねとしかけ」
親子で楽しむ展覧会として毎年恒例のシリーズ。今回は、難しく思われがちな現代美術の「たね」と「しかけ」を探りながら、わかりやすく紹介する。
[会][問]群馬県立近代美術館 Tel. 027-346-5560
埼玉県川口市 7月19日~8月24日
ワークショップコレクション─光のらくがき─
子どもから大人まで楽しめる参加型展覧会。3回目の今回は、プリズムや木もれ日、ハレーションなどさまざまな光の現象を作品にする吉田重信、小原典子、木村崇人が展示とワークショップを行う。
[会][問]川口市立アートギャラリー・アトリア Tel. 048-253-0222
愛知県一宮市 7月12日~8月31日
こどもミュージアム「節子さんとあそぼ!」展―テとメで見ること―
三岸節子の作品を楽しみながら鑑賞する。平面の作品を立体化したクラフトキットのコーナーや、作品から感じたことを言葉にするコーナーを設置。そのほか美術家の山口百子によるワークショップ「つくってあそぼ!」や子どもアートツアーを実施する。
[会][問]一宮市三岸節子記念美術館 Tel. 0586-63-2892
滋賀県大津市 7月1日~8月31日
夏休み子ども美術館「ちがいを見ればアートがわかる セイ・ハン・タイ!」
2001年から行っている常設展。毎回テーマを設定し、クイズ形式のワークシートの無料配布や遊べるコーナーの開設などで、誰でも気軽に展示品に親しむことができるよう工夫。2つの作品を比べて、対立する要素、正反対の要素をクイズ感覚で探す。
[会][問]滋賀県立近代美術館 Tel. 077-543-2111
島根県浜田市 7月5日~9月15日
現代美術の動物園
9名の作家が動物をモチーフに立体、映像などさまざまな作品を制作、展示。ワークショップや公開制作なども通して子どもたちに現代美術を身近に感じてもらう。
[会][問]浜田市世界こども美術館 Tel. 0855-23-8451
福岡市 7月19日~8月27日
アートにであう夏vol.10「ぼくの久留米絣ものがたり~郷土の美術をみる・しる・まなぶ
200年ほど前に誕生した藍の織物、久留米絣の歴史や現在の姿を通して、郷土の美術や文化について学ぶ。7月29日から8月8日には創作ワークショップを開催予定。
[会][問]福岡県立美術館 Tel. 092-715-3551
福岡市 7月23日~8月31日
夏休みこども美術館 2008
こどもギャラリー「江戸のアートを楽しもう!」では、狩野安信の虎図をはじめ、鎧や鞍など戦場で使われたもの、かんざしや鏡台などを展示。そのほか水墨画ワークショップやバックヤードツアーなどを実施。
[会][問]福岡市美術館 Tel. 092-714-6051
宮崎県宮崎市 7月19日~9月7日
子どものための美術展2008 たんけんミュージアム「アートのふしぎ」
「ふしぎな風景」「ふしぎな生き物」「絵のかくれんぼ」「音や言葉を感じる絵」など6コーナーで構成。美術館なぞときツアーやアートゲーム、ギャラリートークも行われる。
[会][問]宮崎県立美術館 Tel. 0985-20-3792
topics
子どもたちと美術館がコラボレーション
神奈川県立近代美術館「あの色/あの音/あの光」
1951年に鎌倉の鶴岡八幡宮境内に日本初の公立近代美術館としてオープンした神奈川県立近代美術館(鎌倉館)。以来、別館(1984年)、葉山館(2003年)と拡充し、夏には葉山館で子どものための企画を実施してきましたが、今年は鎌倉館を会場に、美術館の目の前に広がる蓮池をテーマにした「あの色/あの音/あの光」展が開催されています。
「この展覧会は、子どもたちと美術館のコラボレーションでつくられたとも言えるんです」と、担当学芸員の稲庭彩和子さん。「会場には子どもたちのアイデアや視点がたくさん取り入れられています。『鎌倉館100景』と題した写真のワークショップを行って、鎌倉館の自然を子どもたちの目で切り取ってもらい、それを展示作品の合間に展示しています。子どもたちに『もっと美術館にみんなに来てもらうには?』と聞いたところ、『看板が目立たない』という意見が出て目立つものに変えたり、逆に『あまり人が来すぎると、鎌倉館の良さである静かな雰囲気が損なわれるのではないか』など、大人も顔負けの意見が出てきてびっくりしました」。
協力したのは、すぐ近所にある横浜国立大学附属鎌倉小学校の子どもたち。3年前から、学級運営や鑑賞の授業に鎌倉館を積極的に活用したいという先生との連携活動として、この小学校の児童とさまざまな交流を行ってきました。子どもたちの書いた作品についての感想メモを再構成した「ポケット絵本」は、館内で無料配布されており、この展覧会の見どころのひとつ。
稲庭さんは彼らと一緒に時間を過ごすうち、あることに気づきました。「はじめはただ遊びに来ていただけの子どもたちも、毎日作品を見ているうちに、自然に対しての感性がどんどん開いていくのです。蓮池にそれほど関心のなかった子が、水面の光が壁に反射して時間とともに動くことに気づき、一番きれいな位置に来る時間を教えてくれるようになったりします。作品を見ることと自然を見ることは、実は同じだということを、子どもたちから再認識させられました。それで、子どもたちの視点を取り入れ、作品と蓮池も含めた館の周りの自然を同じものとして見られるような展覧会をつくりたいと企画しました」。
蓮池の風景と呼応して空想を広げてくれるような作品を豊富なコレクションから選んで展示したほか、会期中には小説家の島田雅彦氏や画家の菊池敏直氏、作曲家の片岡祐介氏など一流の作家が1日かけてゆっくりと行うワークショップが5回開催されます。
神奈川県鎌倉市 5月31日~8月31日
[問]神奈川県立近代美術館 鎌倉
Tel. 0467-22-5000
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/public/HallTop.do?hl=k