一般社団法人 地域創造

リージョナルシアター・シリーズ閉幕

 2月21日から3月2日まで東京芸術劇場小ホール1を会場に開催した「リージョナルシアター・シリーズ」が終了しました。本シリーズはより充実した作品づくりをバックアップすることを目的にリーディング公演部門と創作・育成プログラム部門の2部門制で開催しました。
 リーディング公演部門にはWATER33-39(札幌)、劇団0相(熊本)が参加し、各劇団の劇作家はアドバイザーであるプロの劇作家からアドバイスを受けながら戯曲を創作。東京で約1週間、じっくり戯曲と向き合いながら、作品を仕上げていきました。各劇団は東京で浮き彫りとなったさまざまな課題と確かな手応えを糧に、地元に戻り今回の作品の本公演を上演します。これから、地域の演劇を担っていく各劇団の活躍にご期待ください。
 創作・育成プログラム部門では、昨年度のリーディング公演部門から選出された魚灯の山岡徳貴子作・演出のプロデュース公演『着座するコブ』が上演されました。本作は京都を拠点に活動する山岡氏が東京に1カ月滞在し、東京と京都の俳優、スタッフと共に創作したもので、京都芸術センター(4月18日~20日)でも上演します。
 また、今回はリーディング特別公演として昨年度のリーディング公演部門で上演した『静物たちの遊泳』(作・演出:山岡徳貴子)のキャストを一部変更して再演しました。
 なお、東京国際芸術祭の一環として行われてきた「リージョナルシアター・シリーズ」は今回が最後となります。平成20年度からは「リージョナルシアター事業」として装いを新たにスタートします(詳細は2008年2月号をご覧ください)。

Photo04.jpg
『着座するコブ』 撮影:谷古宇正彦

 

●公共ホール演劇ネットワーク事業に関する問い合わせ
芸術環境部 大垣・飯川
Tel. 03-5573-4124

●リージョナルシアター・シリーズ、リージョナル事業に関する問い合わせ
芸術環境部 大垣・坂田
Tel. 03-5573-4124

カテゴリー