一般社団法人 地域創造

平成19年度公立美術館活性化事業スタート

平成19年度「公立美術館活性化事業」巡回展がスタート

 今年度、公立美術館活性化事業では4件の共同巡回展への助成が決まり、6月から全国13会場で展覧会が開催されます。
  市町村立美術館を対象に地域創造が企画を提示して巡回展を行う「市町村立美術館活性化事業」では、「北大路魯山人─世田谷美術館所蔵 塩田コレクション」を開催します。明治の末から昭和にかけて、陶芸、書、絵画、漆芸と多方面にわたって活躍し、近年のグルメブームの火付け役、あるいは美的生活の早くからの実践者としても関心を集めている北大路魯山人の足跡を、世田谷美術館のコレクション約140点によってたどるものです。

 

Photo05.jpg

 

 市町村立美術館活性化事業の参加経験館が自主的に企画立案した巡回展の実施を支援する「公立美術館巡回展支援事業」では、「没後30年 熊谷守一展」を開催します。超俗の人、画壇の仙人と呼ばれた画家、熊谷守一の没後30年を記念して開催される本展は、初期から晩年に至るまでの諸作品約150点によって、守一芸術の神髄を紹介するものです。
  都道府県立美術館がコレクションを活用して行う巡回展の実施を支援する「都道府県立美術館共同巡回展支援事業」では、「日本彫刻の近代展」を開催します。戦後の具象彫刻界を代表する2人の彫刻家とゆかりの深い県立美術館(佐藤忠良記念館を有する宮城県美術館と、柳原義達記念館を有する三重県立美術館)が、東京国立近代美術館とともに共同で企画した本展は、明治初期から1960年代までの日本彫刻の展開を約80点の作品群によって見つめ直し、彫刻芸術の魅力を広く紹介するものです。
  同一都道府県内の複数の公立美術館が共同で実施する巡回展を支援する「地域の公立美術館ネットワーク事業」では、福岡県内の3施設による、福岡ゆかりの作家の展覧会を開催します。

 

●平成19年度公立美術館活性化事業

◎第8回共同巡回展「北大路魯山人─世田谷美術館所蔵 塩田コレクション」

6月2日~7月8日:瀬戸市美術館
7月21日~8月26日:笠岡市立竹喬美術館
9月8日~10月21日:田川市美術館
11月3日~12月16日:川越市立美術館・博物館

◎「没後30年 熊谷守一展」

9月13日~10月21日:萬鉄五郎記念美術館
10月27日~12月2日:高梁市成羽美術館
12月8日~1月28日:天童市美術館
2月2日~3月23日:埼玉県立近代美術館

◎「日本彫刻の近代展」

8月7日~9月17日:宮城県美術館
9月26日~11月4日:三重県立美術館

◎「北部福岡アート・トライアングル」

9月29日~10月28日:春日市ふれあい文化センター
10月5日~10月28日:福岡県立美術館
11月3日~12月2日:甘木歴史資料館

◎問い合わせ

総務部 泰井・大竹・川口
Tel. 03-5573-4183

カテゴリー