一般社団法人 地域創造

平成18年度公共ホール現代ダンス活性化事業報告会

昨年度の参加館から今年度の参加館へのバトンタッチ

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ダン活報告会の模様(地域創造会議室)

 平成18年度公共ホール現代ダンス活性化事業(以下、ダン活)の参加館7館とコーディネーター、および今年度の参加館6館が顔を揃えた報告会が、5月10日に地域創造会議室で開催されました。この事業は、公募により選ばれたコンテンポラリーダンスの登録アーティストを地域の公共ホールに派遣し、1週間程度滞在してワークショップと公演を行うというミニレジデンス事業です。
 今回の報告会は、これまでモデル事業として2年間行われてきた事業の検証を行い、来年度以降の展開の参考とするとともに、新旧参加館のフォローアップを目的としたものです。
 杜のホールはしもと/グリーンホール相模大野(アーティスト:伊藤千枝)、倉敷市芸文館(勝部ちこ)、函館市芸術ホール(砂連尾理+寺田みさこ)、會津風雅堂(勝部ちこ)、文化フォーラム春日井(上村なおか+笠井端丈)、都城市総合文化ホール(伊藤千枝)、平塚市勤労会館/平塚市文化センター(上村なおか+笠井端丈)の各館で実施された事業の成果と課題について報告が行われた後、全体会議で、「ダン活事業の改善点」「自主的に現代ダンス事業を継続するための解決策」について議論が行われました。
 本公演とワークショップ事業の分割開催の成否、本公演の集客、収益性、公演の技術スタッフ派遣の必要性など、さまざまな課題が浮き彫りになりましたが、ワークショップやアウトリーチについての評価は高く、事業を実施したことによるさまざまな人との出会いがいくつも報告されていました。しかし、事業の自主継続については問題山積であり、翌日開かれたコーディネーター会議でも白熱した議論が行われていました。

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