3月8日から11日まで開催したリージョナルシアター・シリーズが終了しました。本シリーズは今回からより充実した作品づくりをバックアップすることなどを目的にリーディング公演部門と創作・育成プログラム部門の2部門制で開催しました。 リーディング公演部門には芝居工場わらく(成田)、魚灯(京都)、南船北馬一団(大阪)、 F's Company(長崎)が参加し、東京芸術劇場小ホール1でリーディング公演を上演しました。各劇団の劇作家はアドバイザーであるプロの劇作家からアドバイスを受けながら戯曲を創作。それぞれ時間をかけて1つの作品に向き合うよい機会となりました。各劇団は地元に戻り今回の作品の本公演を上演します。
創作・育成プログラム部門では、プロデュース公演『浮力』(作・演出/北川徹)をにしすがも創造舎特設劇場で上演。本作は札幌を拠点とする北川氏が東京に1カ月以上滞在し、主に東京で活動する俳優、スタッフと共に創作したもので、今後の活動に期待のもてる見応えのある作品となりました。
なお、今回リーディング公演部門に参加した劇団の中から、劇作家または演出家1名を平成19年度の創作・育成プログラム部門に選出します。今年度のリージョナルシアター・シリーズにもどうぞご期待ください。