一般社団法人 地域創造

公共ホール演劇製作ネットワーク事業

平成18年度公共ホール演劇製作ネットワーク事業『親指こぞう~ブケッティーノ』公演終了

 12月14日の神奈川県民ホールギャラリーを皮切りに全国10カ所で上演した『親指こぞう~ブケッティーノ』には、各地で多くの皆様にご来場いただき誠にありがとうございました。
 今回は、木製のベッドに寝て、毛布にくるまってお姉さんのお話に耳を傾けるという、少し変わったスタイルの作品でした。小屋の周りで仕掛けられる特別な音響効果により、登場人物たちの歩く音や暖炉で火が燃える音、雨の音などをからだ全体で感じ、暴れ回る鬼にビクビクしながら、親指こぞう“ブケッティーノ”の活躍をお楽しみいただけましたでしょうか?
 終演後に配った子どもたち向けのアンケート用紙には、実際には見えていないはずの登場人物たちの様子が、カラフルな絵や文字で実に生き生きと描かれていました。それらからは、五感を通じて自分だけの“親指こぞう”を創り上げている創造力の豊かさを感じることができました。

 

平成19年度公共ホール演劇製作ネットワーク事業は『いとこ同志』を上演

平成19年度公共ホール演劇製作ネットワーク事業では、まつもと市民芸術館が2005年に初演し、好評を博した『いとこ同志』を2007年6月から8月にかけ全国9カ所で上演します。
坂手洋二が作・演出を手がけるこの作品は、2組の異性同士の“いとこ”を描いたロマンチックな趣の漂う作品で、社会的な問題を取り扱うことの多い坂手作品の中でも異彩を放っています。
今回、出演するのは渡辺美佐子、宮本裕子、向井孝成、佐野史郎の4人。初共演となる佐野史郎と渡辺美佐子が“いとこ”という微妙な関係をどのように演じるかなど、新たなキャストを迎えたことで初演とは雰囲気の違った舞台が楽しめます。どうぞご期待ください。
[平成19年度参加団体]
えずこ芸術のまち創造実行委員会/(財)君津市民文化ホール/(財)東京都歴史文化財団 東京芸術劇場/(財)相模原市民文化財団/(財)松本市教育文化振興財団/(財)びわ湖ホール/(財)北九州市芸術文化振興財団/(財)宮崎県立芸術劇場/あしびなー自主事業実行委員会

 

●平成19年度公共ホール演劇製作ネットワーク事業『いとこ同志』

[作・演出]坂手洋二
[出演]渡辺美佐子、宮本裕子、向井孝成、佐野史郎
[会場・日程]まつもと市民芸術館(6月19日~21日)、えずこホール(6月28日)、君津市民文化ホール(7月1日)、杜のホールはしもと(7月4日)、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール(7月7日、8日)、宮崎県立芸術劇場(7月10日)、北九州芸術劇場(7月14日~16日)、沖縄市民小劇場あしびなー(7月21日、22日)、東京芸術劇場(7月27日~8月5日)

平成20年度「公共ホール演劇ネットワーク事業」事業説明会開催のお知らせ

平成20年度から装いを新たにする「公共ホール演劇ネットワーク事業」。ひとつのカンパニーが1週間程度地域に滞在し、学校等に出向いて行うワークショップなどのアウトリーチ活動とホールで本公演を上演する事業に生まれ変わります。演劇のアウトリーチを通じて、子どもたちのコミュニケーション能力や考える力、発想する力、複数で共同作業をする力などを養い、高齢者や身障者の社会参加の機会を増やすことで今までにない生きがいを生み出し、新しい地域づくりの可能性を見出すきっかけづくりを目指します。また、単独では難しいカンパニーの本公演が上演でき、地域で活動する表現者との交流も可能になり、若い表現者の意識の向上が図れます。
当事業の事業説明会とプレゼンテーションを4月23日(月)13時から地域創造の会議室にて行います。また、翌24日(火)には、演劇のアウトリーチの意義などについて講師を招いて簡単なセミナーを開催します。今後、アウトリーチを行う上で学校とのコミュニケーションがホール担当者として必要になります。基本的な考え方や学校との連携について考えたいと思います。
なお両日ともに事前登録制となりますので、ご興味のある方は申込書を地域創造HPの「様式箱」からダウンロードの上、メールまたはファックスにてお申し込みください。

 

●公共ホール演劇製作ネットワーク事業(公共ホール演劇ネットワーク事業)に関する問い合せ

芸術環境部 大垣・倉田
Tel. 03-5573-4077

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