2月17日から3月5日まで東京芸術劇場で開催されたリージョナルシアター・シリーズが終了しました。初めての東京公演を行ったSKグループ(札幌)と現代時報(盛岡)は、しっかりとした手応えを感じて東京を後にしました。Ugly duckling(大阪)は、再演作品ということもあり、作品と向き合う時間を充分に発揮した公演となりました。北九州芸術劇場と飛ぶ劇場の共同制作『IRON』は、7年前の初演から成熟した作品となりました。劇団の成長に加え、劇場スタッフの技術が重なり相乗効果を上げていました。共同制作のメリットを活かした作品づくりに今後も期待が膨らみます。
平成18年度からこの事業は枠組みが大きく変わります。地域の劇団が東京に滞在して稽古を行い、リーディングの公演を実施、同じ戯曲を地元に戻って本公演を行うというものです。このプロセスを経て、質の高い作品を地域の観客に鑑賞していただけるようになります。新しい展開にご期待ください。
「リージョナルシアター・シリーズ」終了報告
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