平成18・19年度の公共ホール音楽活性化事業登録アーティストが決定しました。アーティストは全国応募のオーディションにより選ばれた12組(16名)。オーディションでは演奏技術はもちろんのこと、地域の方々がクラシック音楽に親しむためのコミュニケーション力やアイディア力なども重視しました。
渡邊 史(わたなべ・あや:ソプラノ)
東京芸術大学卒。同大学院修了。ミレニアムニュークラッシックオーディション第1位ほか受賞多数。ドイツを中心に研鑽を積み、多くのオペラ、オペレッタ、ミュージカルで主役を務める。ソロアルバム「Du-Du」をリリース。
片岡リサ(かたおか・りさ:箏・地唄三味線)
大阪音楽大学卒業、同大学専攻科修了。平成13年度文化庁芸術祭新人賞を史上最年少で受賞。オーケストラとの協演やオペラ出演、TV・ラジオ出演など精力的な活動を行い、これからの邦楽を担う演奏家として評価されている。
奈良希愛(なら・きあい:ピアノ)
東京芸術大学卒業。マンハッタン音楽院大学院修了。ベルリン芸術大学大学院首席修了。R.シューマン国際コンクール(ドイツ)ピアノ部門日本人初第1位金メダル優勝等、受賞多数。雑誌“ショパン”にて連載中。
写真:©篠原栄治
益田正洋(ますだ・まさひろ:ギター)
2003年ジュリアード音楽院修士課程修了(首席)。クラシカルギターコンクール史上最年少優勝、東京国際ギターコンクール入賞。J.デプリーストと共演。CD「PRO-GRESSION」はレコード芸術特選盤に選ばれる。欧米、アジアの各都市でも演奏。
加藤直明(かとう・ただあき:トロンボーン)
東京芸術大学音楽学部器楽科(トロンボーン専攻)卒業。平成16・17年度公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト(金管五重奏団Buzz Five)。東京芸術大学管弦楽研究部非常勤講師。日本トロンボーン協会理事。
江崎浩司(えざき・こうじ:リコーダー)
桐朋学園大学古楽科を卒業。96年第10回古楽コンクールで第2位受賞。2000年「ラ・フォンテーヌ」としてブリュージュ国際コンクール・アンサンブル部門第2位および聴衆賞を受賞。04年11月CD「空飛ぶ笛」リリース。
荒川洋(あらかわ・ひろし:フルート)
パリ国立高等音楽院フルート科をプルミエ・プリ(第1位)で卒業。第14回日本管打楽器コンクール入賞。98年より新日本フィルハーモニー交響楽団の副首席奏者。近年は作曲活動にも力を入れ、幅広く活動中。
Duo Yamaguchi/山口博明、山口真由美(やまぐち・ひろあき、まゆみ:ピアノ&チェロ)
フランス、日本においてC.イヴァルディ氏に師事。2001年第1回未来の巨匠コンサートオーディション金賞、05年第6回日本アンサンブルコンクール最優秀演奏者賞(全部門中第1位)受賞。
小野明子(おの・あきこ:ヴァイオリン)
12歳から英国に単身留学。メニューイン国際ヴァイオリンコンクール等優勝多数。文化庁芸術家在外研修員としてウィーン国立音楽大学に学ぶ。これまで世界23カ国で演奏活動を行う。メニューイン最後の愛弟子。
Quartet・SPIRITUS(カルテット・スピリタス:サクソフォンクァルテット)
次世代を担う若手奏者4人により2003年に結成。クラシックはもとより、ジャズ、ポップス、現代音楽まで幅広いレパートリーをもち、全国各地で活動。第5回大阪国際室内楽コンクール・セミファイナリスト。
早稲田桜子(わせだ・さくらこ:ヴァイオリン)
4歳よりヴァイオリンを始める。東京芸術大学卒業後、バークリー音楽院に留学。広瀬八朗、島根恵、小林健次、古澤巌、イブリー・ギトリスの各氏に師事。ソロ、室内楽、CM音楽等さまざまな分野で活動。
大熊理津子(おおくま・りつこ:マリンバ)
桐朋学園大学卒業。多数のコンクール入賞経験を経て2005年、世界マリンバコンチェルトコンペティション優勝。ソロ、室内楽、オーケストラでの演奏および新作・委嘱作品の初演や邦楽器とのライブ活動も展開。
●公開プレゼンテーションのお知らせ
平成18・19年度登録アーティストによるプレゼンテーションを実施いたします。これは、平成18年度事業に参加するホール担当者が出演アーティストを決定するために開催するものですが、関心のある公共ホール関係者を無料でご招待いたします。ご希望の方はぜひご参加ください(詳細については、担当にお問い合わせください)。
[期日]4月19日(水)
[会場]津田ホール(東京都渋谷区)
●公共ホール音楽活性化事業に関する問い合わせ
芸術環境部 中俣・小澤・橋 Tel. 03-5573-4066