一般社団法人 地域創造

アーツセンター情報

 関東

東京都武蔵野市
吉祥寺シアター
〒180-0004  武蔵野市吉祥寺本町1-33-22
Tel. 0422-22-0911

 

2005年5月21日オープン

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新宿から中央線で30分ほどの武蔵野市周辺は、「サンプラザホール」や「なかのZEROホール」など、文化施設が数多く点在し、公立文化施設も既に6施設ある。そのようななか、同シアターは、先端(エッジ)な人が集まる吉祥寺という立地条件を踏まえ、「現代演劇やダンス等の同時代の舞台芸術」に特化、他の施設との役割分担を図る。ホールは239席のブラックボックス形状。客席は、見やすさを重視して、段床(だんしょう)形式を採用し、演出や上演内容によって配置変更が可能。優先受付や使用料金割引により、5日以上の長期間連続使用を推奨。支配人は公募により、劇団四季広報部や大学講師の経験をもち、演劇界に広い見識をもつ箕島裕二氏を選出。ハード・ソフト両面から質の高い作品づくりをバックアップする。

[オープニング事業]『カラフト伯父さん』(作・演出:鄭義信)、『ヤング・マーブル・ジャイアンツ』(作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ)、『3年2組』(作・演出・振付:矢内原美邦)
[施設概要]ホール(239席)、稽古場、シアターカフェ
[設置者]武蔵野市
[運営者]武蔵野文化事業団
[設計者]佐藤尚巳建築研究所

 

神奈川県逗子市
逗子文化プラザホール
〒249-0006 逗子市逗子4-2-10
Tel. 046-870-6622

 

2005年6月19日オープン

 

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三浦半島の入口に位置し、海と緑に囲まれた逗子市は、首都圏のベットタウンとして発展。1997年から京浜急行新逗子駅前を「逗子市文化・教育ゾーン」とし、市内で初めての本格的なホール、図書館、小学校、生涯学習施設の一体的整備を進めてきた。555席の主ホール「なぎさホール」は、可動プロセニアムを備え、音楽・演劇・舞踏などジャンルを問わず多目的な利用が可能。ハード・ソフト両面ともに「市民活動に資する一流ホール」というコンセプトのもと、事業のあり方や管理運営について市民参加の委員会を150回以上開催。オープニング企画も市民主導の「オープニングイヤー企画市民委員会」が主催、15の公募市民企画を実施。次年度以降も、市民が運営委員会に参加し、施設管理や事業実施に積極的に関わっていく予定。また、複合施設の強みを生かし、生涯学習センターや小学校との連携を図る。

[オープニング事業]小山実稚恵ピアノリサイタル、山下洋輔ピアノソロ&「室内楽団八向山」、鈴木慶江ソプラノリサイタル、「新藤兼人映画の世界」、オープニングイヤー公募市民企画ほか
[施設概要]なぎさホール(555席)、さざなみホール(約160席)、ギャラリー(約100m2)、練習室3室
[設置者]逗子市
[運営者]逗子市教育委員会
[設計者](株)日総建

九州・沖縄

佐賀県千代田町
千代田町文化会館「はんぎーホール」
〒842-0053 神埼郡千代田町大字直鳥57-1
Tel. 0952-44-2051

 

2005年4月9日オープン

 

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佐賀県東南部に位置し、豊かな自然と農村地帯が広がる人口1万2千人の小さな町・千代田町には、明治時代に途絶えたといわれる鷺流狂言の秘曲『半銭』を伝える高志狂言がある。このような伝統芸能を受け継ぐ地域密着のホールとして、保健センターと同一の建物のなかにつくられた。503席のホールは、コンサートや演劇公演にも対応可能なプロセニアム方式を採用。舞台前客席は可動席で、仮設能舞台の設置に対応。高志狂言をはじめ、全国各地に伝統芸能として伝承されている能狂言のフェスティバルの実現を目指す。また、コンサートホールとして、佐賀の刺激的な音楽場面を演出する企画や、子どもを対象とした、地元音楽家によるクラシックコンサートの開催を検討。町民の手によるホールの管理運営や企画実施を行うため、運営委員会やサポーターズクラブをつくる。

[オープニング事業]オープニングセレモニー(高志狂言『柿山伏』の上演、ピアノ開きスペシャルコンサート)、能狂言フェスティバル(鷺流狂言、観世流能の公演など)ほか
[施設概要]ホール(503席)、スタジオ、研修室
[設置者]佐賀県千代田町
[運営者]千代田町教育委員会
[設計者](株)石橋建築事務所

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