●「地方都市オーケストラ・フェスティバル2005」閉幕
2月25日からすみだトリフォニーホールを会場に開催された「地方都市オーケストラ・フェスティバル2005」が3月20日閉幕しました。
このフェスティバルは、地域創造・墨田区文化振興財団・参加オーケストラ等から成る実行委員会が地域を拠点に活躍するオーケストラを首都圏において紹介し、地域の音楽文化環境の一層の活性化を図ることを目的に98年から実施しているものです。参加団体が3巡目を迎える節目の年であることから、今回はフェスティバルに先駆け、昨年11月30日に地方都市オーケストラに関するシンポジウムを開催いたしました。
各公演では、フェスティバル初参加の札幌交響楽団をはじめ、各地のオーケストラが特色を活かした演奏を行い、在京・地元の応援を受けて大いに盛り上がりました。その中で指揮者・飯盛範親率いる山形交響楽団は、サクスフォン奏者の須川展也をゲストに迎え、特殊奏法を駆使した協奏曲『魂の内なる存在』を披露。また、仙台フィルハーモニー管弦楽団は、81年生まれの北方寛丈に委嘱した新作『二人の指揮者のためのコラーゲンII』で、指揮者が並んで2つに分割したオーケストラに異なる指揮を行うユニークな現代音楽に挑戦しました。
来年はいよいよプレ10周年を迎え、以下のオーケストラの参加により開催の予定です。
◎2006参加予定団体
オーケストラ・アンサンブル金沢
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
九州交響楽団
名古屋フィルハーモニー交響楽団
群馬交響楽団(特別参加)
大阪シンフォニカー交響楽団(特別参加)