平成16年度新規事業として始まった都道府県立美術館等共同巡回展支援事業の第一弾「美術の20世紀─豊かなる表現」展が、4月19日から静岡県立美術館でスタートします。この事業は、都道府県・政令指定都市が設置する美術館の自主的な企画による所蔵作品巡回展を準備・開催の2年度にわたり支援するもので、地域の人々が多彩な美術作品を鑑賞する機会を拡大することを目的としています。
この展覧会は、静岡県立美術館、滋賀県立近代美術館の所蔵品を中心とした約80点の作品によって、20世紀という激動の時代の美術を多角的に探ろうとするものです。
日本画や近代日本洋画、彫刻、工芸、さらに同時代の西洋絵画からアメリカを舞台とする現代美術まで、幅広いジャンルの作品を、制作年代や時代順ではなく、20世紀を特徴づける8つのテーマにわけ紹介していきます。静岡県立美術館、滋賀県立近代美術館それぞれの特色を活かし、コレクションの魅力を新たな切り口で提示する、興味深い内容になっています。
◎静岡県立美術館
［会期］4月19日（火）～5月29日（日）
［問い合わせ］Tel. 054-263-5755
◎滋賀県立近代美術館
［会期］6月4日（土）～7月10日（日）
［問い合わせ］Tel. 077-543-2111
●都道府県立美術館等共同巡回展支援事業に関する問い合わせ
振興助成課 杉山幸子 Tel. 03-5573-4057