北海道・東北
●山形県酒田市
酒田市民会館（希望ホール）
〒998-0043 酒田市本町2-2-10
Tel. 0234-26-5450
◎2004年7月3日オープン
旧市民会館を建て替える形で建設。1,287席の大ホールは県内最大規模を誇る音楽重視型の多目的ホール。そのほか、平床式の小ホール、3つの練習場などを持つ。公募により「希望ホール」という愛称を付け、今後も地元ボランティアの協力を得て、多くの市民が交流を深めることができる魅力ある運営を目指す。
［オープニング事業］記念式典（茂山逸平狂言公演ほか）、市原多朗＆佐藤しのぶオペラアリアコンサートほか
［施設概要］大ホール（1287席）、小ホール（150席）、練習室ほか
［設置・管理者］山形県酒田市
［設計者］本間利雄設計事務所計
北陸・中部
●愛知県武豊町
武豊町民会館（ゆめたろうプラザ）
〒470-2555 知多郡武豊町字大門田11
Tel. 0569-74-1211
◎2004年9月24日オープン
町合併50周年に開館。建設基本構想から住民が参画。開館3年前から立ち上げた準備事業により、町民劇団「TAKE TO YOU」、芸術と科学のハーモニー事業、特定非営利活動法人武豊文化創造協会（NPOたけとよ）などを設立。特に、施設の窓口業務を主とした施設管理事務の一部と自主事業の一部を「NPOたけとよ」へ委託し、NPOと行政が協働して管理運営を実施している。施設は多目的ホールと音楽ホール、スタジオなどを備え、住民利用からプロユースまでの幅広く対応。文化によるまちづくり・住民主体の会館運営を目指す。
［オープニング事業］和泉元彌「狂言」と邦楽演奏、名古屋フィルハーモニー交響楽団公演ほか
［施設概要］大ホール（678席）、小ホール（272席）、練習室、スタジオ、創作工房ほか
［設置者］武豊町
［管理者］武豊町教育委員会
［設計者］（株）都市造形研究所計
●“磯子方式”で指定管理者を公募～横浜市磯子区民文化センター「杉田劇場」
横浜市の設置する区民文化センターの7館目としてオープン。公募により「杉田劇場」という愛称が付けられたこのホールは、JR根岸線・シーサイドライン「新杉田駅」の駅前再開発ビル「らびすた杉田」内にあり、318席の多目的ホールのほか、リハーサル室、会議室などを備えている。
管理・運営には当初から指定管理者制度を導入。公平性、透明性を確保するため審査基準を明示し、全ての手続きを原則公開。広く一般からの公募や外部の専門家を審査員とする審査制度を設けた。この“磯子方式”は全国の注目を集めている。
横浜市から選定事務を受任した磯子区は、公募に際して59の事業者を対象に市場調査を実施し、約7割が「指定管理者に興味あり」との回答を得た。実際に公募があったのはビルメンテナンス会社や舞台系事業者などの24事業者。区による1次・2次審査を経て、外部専門委員による審査では、区民文化センターの役割として「指定期間の5年間に、市民をどのように育成するのか、そのための体制をどのようにとるのか」という企画の実現性を重要視した。
結果として、地元住民の育成経験、事業実施のノウハウ、公立文化施設の管理・運営実績などが決め手となり、横浜市芸術文化振興財団が指定管理者に選定された。今後は“区民との協働”を運営に柱にしていく方針だ。
●磯子区民文化センター（杉田劇場）
［オープン日］2005年2月5日
［所在地］〒235-0033 横浜市磯子区杉田1-1-1 らびすた新杉田4F
［施設概要］ホール（318席）、ギャラリー、会議室、練習室ほか
［設置者］横浜市 ［管理者］横浜市芸術文化振興財団
［設計者］松田平田・シグマ建築企画設計企業体
［オープニング事業］オペレッタ・ガラ・コンサートほかオープニングフェスティバルとして7事業
●情報提供先
情報担当 大崎・阿部
Tel. 03-5573-4076 Fax. 03-5573-4060