一般社団法人 地域創造

講座・シンポジウム・募集等

トピックス

 

アサヒ・アート・フェスティバル2004

 

“市民の主体的な参加”を掲げ、アサヒビール芸術文化財団の協力の下、多くの芸術系NPOや市民が協働して多彩なプログラムで展開する一大アートフェスティバル。3回目の今年は札幌や仙台、沖縄など全国で約20以上の団体が参加。アートカフェ、パフォーマンス、シンポジウム、ワークショップなどさまざまな催しが行われる。
[日程]5月~8月(メイン月間:6月5日~7月4日)
[会場]アサヒビール本社周辺、すみだリバーサイドホール・ギャラリーほか全国各地
[問い合わせ]アサヒ・アート・フェスティバル実行委員会事務局 Tel. 03-3353-6866
※イベント詳細はHP参照
http://www.asahi-artfes.net

 

 

 

募集

 

アーティスト・イン・レジデンス・プログラム2004 秋の公募

 

国際芸術センター青森では9月16日~11月26日まで行う「アーティスト・イン・レジデンス・プログラム2004」に参加する現代芸術の分野で活躍するアーティストを公募。テーマを「ディ・スタンス─ふたつの位置」とし、アーティストの活動と、社会や環境との距離感をテーマにした作品制作を行い、また積極的に地域と関わる活動を行うアーティストを募集。
[応募締切]5月30日必着
[問い合わせ]国際芸術センター青森AIR実行委員会 Tel. 017-764-5200
※募集要項・応募用紙はHP参照
http://www.acac-aomori.jp
 

 

アーティスト・イン・レジデンス・プログラム2005/京都コンテンポラリーダンス・ラボ9「Coaching Project 1+2」参加者募集

 

「アーティスト・イン・レジデンス・プログラム2005」は京都での創作活動を希望するアーティストや芸術分野の研究者を支援するプログラム。2005年4月1日から2006年3月31日の間の最長3カ月間京都に滞在し、地域と交流しながら作品を創作する。参加者は専門家等で構成する選考委員会で決定。「Coaching Project 1+2」は、京都のコンテンポラリー・ダンス・シーンを活性化していくとともに、新しい作品や人材が生み出されていくプロセスそのものを広く観客に公開。参加者はオーディションで選定。3カ月間のレッスンと1カ月半の制作期間を経て公演を行う。経験年数等に応じて2つのコースが設定されている。
[応募締切]アーティスト・イン・レジデンス:7月20日必着/Coaching Project 1+2:6月30日
[問い合わせ]京都芸術センター Tel. 075-213-1000
※詳しい応募要項はHP参照
http://www.kac.or.jp
 

 

公開プレゼンテーション「ワークショップが開く演劇の可能性」/「体験ワークショップ」参加者募集

 

福岡市文化芸術振興財団では今年度から演劇を新規事業の中心に展開していくに当たり、演劇ワークショップの公開プレゼンテーションを6月13日に開催。講師・報告者は松井憲太郎/川島英樹(世田谷パブリックシアター)、柏木陽(NPO法人演劇百貨店)ほか。関連事業として翌14日に行われる演劇ワークショップについても参加者を募集。
[応募締切]プレゼンテーション:6月4日/ワークショップ:先着順(定員30名)
[会場]プレゼンテーション:博多座・西銀ビル/ワークショップ:福岡市民会館
[問い合わせ]「子ども達に創造の舞台を!」実行委員会

 

 

topics

 

●BankART1929
 ―横浜市が歴史的建造物をアートセンターに

 

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 横浜市中区の馬車道地区に残る2つの歴史的建造物「旧第一銀行横浜支店」と「旧富士銀行横浜支店」。どちらも1929年、関東大震災復興期に建てられた重厚な石造りの西洋建築、いわゆる「銀行建築」である。横浜市はここを活用した文化芸術創造の実験事業としてこの3月に「BankART(バンカート)1929」をスタートさせた。

 旧第一銀行は「BankART1929 Yokohama」、旧富士銀行は「BankART1929馬車道」となり、「Yokohama」には天井高7mのホール、カフェ、アートショップ、スクール、ギャラリー、オフィス&ラボを、「馬車道」にはホール、パブ、アーティストが制作を行う3つのスタジオをそれぞれ設置。公募によって選ばれた「STスポット横浜」と「YCCCプロジェクト」が新たなチームを設立し、とりあえず2年間の予定でさまざまなプログラムを展開していく。
 3月から1カ月にわたって開催されたオープニングイベントでは、ミーティング、インスタレーション、ワークショップ、パフォーマンスなど16ものプログラムを次々に打ち出した。4月からは新たに「BankARTスクール」「アーティスト・イン・スタジオ」が始まり、5月16日からは自主企画の演劇公演、美術展が行われている。

 「2つのプログラムに共通するのは、『途中経過を見せていく』というワーク・イン・プログレスの手法をとっていること。横浜市が描いているのは、この一帯をニューヨークのソーホーのようにしたいということ。美術にしても演劇やダンスにしても、創作の環境は十分とはいえません。『BankART1929』で作品が創られ、練り上げられ、世界に発信していく場になればと思います」(BankART1929館長・岡崎松恵さん)
 オープンしてみて、岡崎さんが痛感したのは、人々の歴史的建造物への関心の高さだという。「内部を見学したい、と言って来る人の多さに驚きました。ここではこれまでアートにふれたことのなかった人も、偶然出合うことができます。多様なアートを実現するチャンス、多くの人たちが参画できる機会を増やしていきたい」

 ダンスや演劇の小スペースを運営する「STスポット横浜」と、美術をフィールドに活動する「YCCCプロジェクト」が相互のネットワークを駆使して展開するジャンルを横断したプログラムや、アーティストからの提案を広く受け入れる企画など、柔軟な運営はNPOならではといえる。6月22日から7月4日には舞踏家・大野一雄の名を冠した現代芸術の祭典「Kazuo Ohno Festival 2004」も控え、BankART 1929の活動は多くの注目を集めている。

 

BankART1929企画プログラム(6月6日まで)
ク・ナウカ「シアターカンパニー ワークインプログレス」(1929ホール)、磯崎道佳展「横浜かくれんぼ/ずいっと野毛山あたり~横浜市立東小学校と武井家を巡って~」(馬車道ホール)、岸本康アートドキュメンタリー上映会(1929ギャラリー)

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