財団法人埼玉県芸術文化振興財団と共同で実施する「ステージクラフト~舞台技術ワークショップ~」の参加者を募集します。平成16年度のステージクラフトは、8月30日~9月2日の日程で、彩の国さいたま芸術劇場にて開催します。
ステージクラフトは、全国の公立ホール・劇場で舞台技術に関わっている職員を対象とした研修で、平成9年度から実施しています。この研修では、舞台技術に関する基礎知識や問題点についての講義をはじめ、演劇の舞台づくりを現場スタッフと共に実際に体験する実習も取り入れて、舞台技術を実践的に学習できる内容となっています。舞台づくりの実習では、これまで研修参加者が舞台、音響、照明の各班に別れて作業を体験していましたが、今回は過去の研修参加者の意見を反映し、それぞれの作業の基礎を一通り体験できる研修に内容を変更しました。最終日には、研修生が舞台技術スタッフとなって演劇の1コマを上演し、研修成果を発表します。
今回の実習の題材は、『ハロー、グッバイ』(脚本・演出/竹内銃一郎)です。これは、地域創造の公共ホール演劇製作ネットワーク事業として、彩の国さいたま芸術劇場をはじめ全国8カ所の公共ホールが連携して共同制作するものです。研修では、竹内氏をはじめとする演出、美術、衣裳の講師に加え、彩の国さいたま芸術劇場の技術スタッフにもご協力をいただくなど、舞台技術の基礎について現場のスタッフから直接学べる貴重な機会になるものと考えております。
応募方法等の詳細につきましては、5月下旬に全国の公共ホール・劇場に募集案内を配布しますので、そちらをご覧ください。舞台技術に関心のあるホール・劇場職員の皆様の積極的なご応募をお待ちしております。
●ステージクラフトに関する問い合わせ
地域創造芸術環境部 富士原・小島 Tel. 03-5573-4064