1月16日の世田谷パブリックシアターを皮切りに全国8カ所で上演した『だれか、来る』は、2月18日の沖縄市民小劇場あしびなーで楽日を迎えました。各地域で多くの皆さんにご来場いただき誠にありがとうございました。
ヨーロッパを代表するノルウェー王国の現代劇作家ヨン・フォッセ作品の日本初演であった今回の作品は、北欧のフィヨルド、白夜の寂しさを想像させるような舞台装置、3人のキャストによる詩のような台詞で、静かな中にも心理的な緊張感を味わうことのできる作品となりました。
世田谷公演には作家のヨン・フォッセ氏も来日し、アフタートークに太田省吾氏と出演。作品の背景や日本での上演について話していただきました。
地域創造と複数の公共ホールが共同して演劇作品を製作し、参加ホールでの公演とワークショップなどの事業を併せて実施する「公共ホール演劇製作ネットワーク事業」の16年度作品も秋の公演に向け、着々と準備を進めています。16年度の作品公演についても多くの皆様のご来場をお待ちしております。ご期待ください。