一般社団法人 地域創造

アーツセンター情報

●データの見方

 

●で表示してあるのはアーツセンターの所在地です。以下名称、住所、電話番号を記載しています。また、基礎的データとして、設置者、運営者、設計者、ホール席数などの施設概要を紹介しています。

 

関東

 

●千葉県船橋市

 

船橋市民文化創造館 きららホール

 

〒273-0005 船橋市本町1-3-1 フェイスビル6F
Tel.047-423-7261

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◎2003年4月21日オープン

JR船橋駅南口駅前再開発ビル「フェイス」の6階にオープンした多機能型文化小ホール。商業ゾーンや市事務所などの業務ゾーンとともに同ビルを構成。市にゆかりのある芸術家等からなる芸術アドバイザー制を採用し、企画公演のプロデュースや青少年のためのワークショップ、アートマネージャーの育成支援などさまざまな事業を展開する。また独創性のある市民の文化芸術活動に対して、優先的なホール利用を認める事前予約申請制度を設けるなど、市民の文化芸術活動をバックアップしていく。

[オープニング事業]坂田美子/薩摩琵琶スーパーユニット・ビカム(6月21日)、小林研一郎のおしゃべりコンサート(7月12日)、ナタリア・ロメイコ ヴァイオリンリサイタル(7月15日)ほか
[施設概要]ホール(最大264席、285m2)
[設置者]船橋市
[運営者]船橋市教育委員会
[設計者](株)伊藤建築設計事務所

 

●伝統芸能情報の巨大なアーカイブ~伝統芸能情報館

 

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 東京・三宅坂の国立劇場の敷地内に3月19日、伝統芸能情報館が開館した。鉄筋コンクリート建て地上5階、地下1階、延べ床面積約2589平方メートル、こぢんまりとした建物だが、蓄積されている資料は開場37年を経た国立劇場の年月そのものであり、膨大だ。

 玄関に入ると正面に広がるのは50インチDLPモニター12面。日本芸術文化振興会が運営する国立劇場や国立文楽劇場などの紹介や、歌舞伎の歴史をたどる「歌舞伎誕生400年」が映し出され、「伝統芸能をより身近に『聴く・見る・触る』」という情報館の目的を来館者に訴える。このほか1階は歌舞伎と江戸400年をテーマにした展示、歌舞伎衣裳や小道具、錦絵などの展示や舞台模型とCGで明治の舞台機構を紹介するジオラマ、視聴覚コーナーで構成。2階の図書閲覧室では収蔵している伝統芸能や演芸関係図書23万冊(開架は約5千冊)を閲覧することができ、3階のレクチャー室では講演会や公演記録の上映会を行っている。

 「情報館」の眼目は視聴覚コーナーのパソコンの中にある。国立劇場は13年程前から公演記録資料のデジタル化に取り組んでいたが、集積された資料が膨大なため、遅々として進まなかった。2000年に政府が「教育の情報化」を打ち出したのを機に、歌舞伎や文楽など舞台芸術の“入門書”を学校教材としてインターネットで配信する「文化デジタルライブラリー構想」を立ち上げ、作業に弾みがつく。中学・高校の授業を想定した30分程度で閲覧できる舞台芸術教材のほか、公演記録、錦絵や明治から昭和初期に活躍した歌舞伎俳優のブロマイドなどの収蔵資料、国立劇場が出版してきた芸能資料の電子図書化が進んでおり、その成果を視聴覚コーナーで公開している。

 「伝統芸能の資料は国立劇場にいちばん集まっている」(吉田敦・調査養成部文化デジタルライブラリー課次長)と自負するが、常勤、臨時含め12人の職員がデータの作成、調査に立ち向かう資料は膨大で、文化デジタルライブラリー構想は緒についた段階。舞台芸術教材は今後、文楽、能楽、邦楽で進められる。伝統芸能情報の総合センターへの発展が期待される。

(奈良部和美)

 

●伝統芸能情報館

[オープン日]2003年3月19日
[所在地]〒102-8656 東京都千代田区隼町4-1 Tel. 03-3265-7411
[設置者]日本芸術文化振興会
[管理者]日本芸術文化振興会
[設計者](株)教育施設研究所
[施設概要]情報展示室、図書閲覧室、レクチャー室ほか
[文化デジタルライブラリー閲覧方法]日本芸術文化振興会のホームページからアクセスできる。舞台芸術教材の一部は著作権保護のため一般利用者が閲覧できない画像・映像を含む。教材として利用を希望する学校等はユーザー登録をし、パスワードの発行を受ける。

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