一般社団法人 地域創造

アーツセンター情報

 関東

東京都目黒区

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めぐろパーシモンホール

 

〒152-0023 目黒区八雲1-1-1
Tel. 03-5701-2924
◎9月20日オープン
都立大学跡の緑豊かな環境に立地するホール。大ホールには日本初の吊り下げ式音響反射板を採用。一部の席には補聴器使用者用の設備も配備している。区では芸術文化活動団体登録制度を制定。区内で芸術活動を行うなどを条件に、登録団体には使用料を減額する。

[オープニング事業]オープニングコンサート「若杉弘指揮・東京都交響楽団」
[施設概要]大ホール(1200席)、小ホール(200席)、リハーサル室、練習室3、会議室、保育室
[設置者]目黒区
[管理者]目黒区芸術文化振興財団
[設計者]株式会社日本設計、株式会社永田音響設計

北陸・中部

名古屋市

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名古屋市千種文化小劇場

 

〒464-0858 名古屋市千種区千種3-6-10
Tel. 052-745-6235
◎10月23日オープン
名古屋市内に次々と誕生する文化小劇場の12番目(13番目の名古屋市中川文化小劇場は11月1日にオープン)。この千種文化小劇場は、ほかの文化小劇場と異なり、客席が舞台を取り囲む円形劇場となっている。

[オープニング事業]『夏の夜の夢』(シェイクスピアのアレンジ劇)、日本の芸能・今昔、劇座×少年ボーイズ二人芝居『オレアナ』
[施設概要]ホール(251席)、楽屋2室、練習室(72m2)
[設置者]名古屋市
[管理者]財団法人名古屋市文化振興事業団
[設計者]株式会社伊藤建築設計事務所

 

 

●平田オリザがプロデューサーに就任~富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ

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 エントランスロビーでは、地域の老人が集まり、よもやま話に花を咲かせていた。その姿を見ながら、富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ館長の関繁雄さんは、「どんな形でもいいから、まず住民に足を運んでもらいたい。それが地域と文化会館が繋がるためのきっかけの一つになると思います」と言う。

 池袋から電車で30分の距離にある富士見市。同市にはもともと5つの公民館があり、全国から視察が来るほど活用されるなど、以前から地域住民の文化活動が活発に行われていた。その活動がやがて文化会館建設の機運となり、検討委員会発足へと繋がっていく。

 委員会で既存の公共ホールの事例などを参考に運営方法の検討をするのと平行して、関さんたち職員も勉強を始めたところ、委員から劇作家の平田オリザ氏を紹介される。地域における劇場のあり方に関する平田氏の考えを聞くうちに、関さん自身も、新しくできる文化会館の運営に夢を抱けるようになってきたという。

 もっと文化会館の運営に力を貸してほしい、と平田氏にプロデューサー就任を要請。「予算のない会館で、平田さんにはご迷惑をかけると思いましたが、彼の熱意ある姿勢を見て、一緒に文化会館に夢を託してみたいと思いました」と関さん。

 プロデューサーとなった平田氏は今年6月から積極的に市内を回り、ワークショップを実施。住民の文化会館への理解を促すだけでなく、市議会議員を対象にワークショップを取り入れた講演を行うなど、行政内部へのアプローチも怠らなかった。ほかにも、ホールボランティアに報酬として、会館内で利用できる地域通貨「アーツ」を発行する構想など、地域と会館を繋ぐ仕組みづくりを積極的に提案。

 関さんたち職員が抱く会館への夢が、平田氏の助力を得て実現する時、キラリ☆ふじみは公共ホールと地域の新しい関係を見せてくれるのではないだろうか。

 

●富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
[オープン日]2002年11月1日
[所在地]〒354-0021 埼玉県富士見市大字鶴馬1803-1 Tel. 049-268-7788
[設置者]富士見市
[管理者](財)富士見市施設管理公社
[設計者](株)A&T建築研究所
[施設概要]メインホール(802席)、マルチホール(255席)、展示室・会議室、アトリエ、スタジオ4ほか
[オープニング事業]キラリ☆ふじみ人形劇フェスティバル(2月9日)、青年団公演『暗愚小傳』(2月20日~22日)ほか

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