平成14年度舞台芸術活性化事業が無事終了

　「舞台芸術活性化事業」は、平成8年度から地域創造と地方公共団体等との共催で実施しているもので、地域で活躍する演劇人と全国で活躍する演劇人の共同作業で作品を製作・発表しています。本年度は大阪府貝塚市、鳥取県、沖縄市の3地域が参加し、地元公演のほか、8月29日から30日まで利賀芸術公園において合同公演が行われました。
　新作は貝塚市と鳥取県の2作品。貝塚市では、95年から経験の有無を問わず演劇の楽しみを発見してもらいたいと演劇ワークショップを企画してきましたが、今回はその特別公演として、作・演出にエッセイストとしても活躍するわかぎゑふ氏を招へい。昨年10月からワークショップを行い、オーディションで選ばれた15名の地元出演者が参加して、受取人不明の1通の手紙が織りなす心温まる物語を熱演しました。
　また、鳥取県では、第1回利賀演出家コンクールの最優秀演出家賞を受賞したペーター・ゲスナー氏の演出により、オーディションで選ばれた地元劇団「演劇企画夢ORES」の俳優や小劇場の俳優たちの共演で『ペンテジレーア』を公演しました。
●平成14年度舞台芸術活性化事業
◎貝塚市「元気なセミナー特別公演『時のおくりもの』」
［作・演出］わかぎゑふ
［日程］8月24日
［会場］貝塚市民文化会館（コスモスシアター）
◎沖縄市『めんそーれ沖縄』
［作］嶋津与志
［演出］加藤直
［日程］6月19日～23日
［会場］沖縄市民小劇場あしびなー
◎鳥取県『ペンテジレーア』
［作］ハインリッヒ・フォン・クライスト
［演出］ペーター・ゲスナー、森本孝文
［日程］9月7日、8日
［会場］鳥取県民文化会館