一般社団法人 地域創造

ステージラボ岐阜セッションのお知らせ

 6月25日から28日まで開催予定の「ステージラボ・岐阜セッション」のコース構成、コーディネーター、募集対象者、プログラム内容が決定しました。今回のステージラボから、ホール入門コース以外のコース構成を若干変更します。

 業務経験年数が3年程度の職員を対象とする応用コースは、従来、音楽コース、演劇コースなど分野ごとにコース設定をするのが定番となっていました。しかし、今回から分野別にコースを分けるのではなく、参加者が所属するホールや劇場の事業形態によってコース設定を変えることにしました。

 ステージラボの応用コースは基本的に、自主事業を実施している公共ホール・劇場の職員を対象とするものです。しかし、一口に自主事業と言ってもその形態はさまざまです。どちらかと言えば買い公演が主体のホールもあれば、住民参加型事業やアウトリーチなどホールが主体的に企画を立てて実施する事業を中心に行っているホールもあります。

 そこで、このような事業形態の違いに着目し、「自主事業入門コース」と「自主事業企画・制作コース」という2つの応用コースを設定することとしました。前者は、現在は買い公演が主体であるが、もう少し自主的に企画・制作を行う事業にも取り組みたいと考えているホール・劇場の職員を対象とするコース。後者は、既にある程度自主的に企画・制作を行っているが、さらに事業のレベルアップを図りたいと考えているホール・劇場の職員を対象とするコースです。

 また、ホール・劇場における積極的な文化芸術活動を、地域全体の活性化に繋げていくためには、現場の職員だけでなく、ホール・劇場の管理職や自治体文化担当部局職員のレベルアップも不可欠です。そこで、ホール・劇場の管理職または文化担当部局職員を対象に、ホール・劇場のこれからの管理運営方法のあり方から、地域の文化芸術政策の企画立案までを、より大局的な観点から学ぶコースとして、新たに「文化政策企画・文化ホール管理運営コース」を設けました。

 

◎ホール入門コース
 コーディネーターは、平田尚文(岡谷市文化会館館長)。対象は従来どおり、実務経験1年半未満程度のホール・劇場職員または開館準備組織の実務担当者。ホール職員の接遇マナーから、舞台技術の基礎、初歩的な事業の企画・制作まで、ホール職員に必要とされる基本的な知識を一通り学ぶことのできるプログラムが用意されています。

◎自主事業入門コース
 コーディネーターは、中村透(作曲家、琉球大学教授、佐敷町文化センター・シュガーホール芸術監督)。対象は前述のとおり。プロの海外アーティストを交えて、市民参加型の事業を実際に企画・制作し、上演まで行うというプログラムが用意されています。

◎自主事業企画・制作コース
 コーディネーターは、高萩宏(世田谷パブリックシアター制作課長)。対象は前述のとおり。シェイクスピアを題材に、さまざまな形態の事業を模索し、最後は共同企画・制作や年間事業計画の作成にまでチャレンジするというプログラムが用意されています。

◎文化政策企画・文化ホール管理運営コース
 コーディネーターは中川幾郎(帝塚山大学法政策学部教授)。対象は前述のとおり。文化ホールは自治体文化政策実現の最前線基地であるという観点から、これからの文化ホール事業や自治体の文化政策のあり方(理念、企画)について徹底的に考えるというプログラムが用意されています。

 

 プログラムの詳細については、4月下旬に、各自治体、公共ホール・劇場に直接郵送する募集案内をご覧くださるか、地域創造までお問い合わせください。新しいステージラボへの積極的なご応募をお待ちしております。

 

●ステージラボ岐阜セッション概要
[日程]6月25日~28日
[会場]岐阜市文化センター(岐阜県岐阜市金町5-7-2)
[参加費]無料 [申し込み締め切り]5月13日
[問い合わせ]地域創造芸術環境部 齋藤・小澤・鈴木・福井 >Tel. 03-5573-4067

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