一般社団法人 地域創造

アーツセンター情報

関東

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●東京都大田区
大田文化の森
〒143-0024 大田区中央2-10-1
Tel. 03-3772-0700

 

◎2001年11月3日オープン

JR大森駅から約1キロ南、旧区役所跡地に区民の文化創造の拠点として整備した、ホール、創作工房、集会室などから成る複合施設。整備段階から区民主体の運営を目指し、公募などによる15名の区民で構成する運営協議会を設置。区からの委託により、コンサートや演劇、講演会、各種教室などさまざまな自主事業を同会が企画、決定、実施する。
[オープニング事業]すがわらやすのり特別出演による「ふれあいの集い」ほか
[施設概要]ホール(259席)、展示コーナー、創作工房3、集会室4、音楽スタジオ3、情報館
[設置者]大田区
[運営者](財)大田区文化振興協会
[設計者](株)類設計室

 

北陸・中部

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●名古屋市
名古屋市熱田文化小劇場
〒456-0031 名古屋市熱田区神宮3-1-15
Tel. 052-682-0222

 

◎2001年12月5日オープン

名古屋市が各区に整備する小劇場(ホール)としては11館目、JR熱田駅前にオープン。年間数本の自主事業を実施するほか、主に市民の文化活動発表の場として活用。ホール、練習室とも予約の申し込みは好調で、高い稼働率となっている。
[オープニング事業]セントラル愛知交響楽団「熱田か~い名曲コンサート」ほか
[施設概要]ホール(コンサート仕様 352席)、練習室1
[設置者]名古屋市
[運営者](財)名古屋市文化振興事業団
[設計者](株)久米設計

 

 

●阪神・淡路大震災からの心の復興を目指して~ 兵庫県立美術館 ―芸術の館―

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  全国で2番目の公立近代美術館として、昭和45年に開館した兵庫県立近代美術館。この美術館が生まれ変わり、4月6日に「兵庫県立美術館(愛称・芸術の館)」として新装オープンする。西日本最大の延床面積をもつこの新美術館を設計したのは、各地で多くの文化施設を手掛けてきた安藤忠雄氏。北側にある六甲山系の美しい緑をバックに、南側の海辺に向けて大階段が続くという御影石の大建築で、散策やデートにも絶好のロケーションとなっている。

 1994年に学識者らによる県立美術館基本構想検討委員会を設立し、検討を進めていたが、翌95年1月の阪神・淡路大震災により収蔵作品などが数多く損傷。特に西洋画の修復には県外の業者の力を借りなければならなかった。その教訓を活かして、新美術館にはX線透過装置などの設備を持つ修復室が設けられ、専門職員を採用。また、建築全体も、阪神・淡路大震災クラスの地震でもコップの水がこぼれない程の免震構造となっている。

「新美術館は、『WHO神戸センター』『阪神・淡路大震災記念~人と防災未来センター』などの研究開発拠点の整備を進めている『HAT神戸』地区にあります。今後、国内外から多く人が集まるようになるだけでなく、復興住宅の建設によって居住人口も増えていく未来の兵庫を象徴するエリア。この新美術館にはこうした人々が集う、文化の復興の拠点となってほしいですね」(広報担当の吉田朗子さん)。

 初年度には、開館記念としてミレー、ピカソ、岸田劉生、梅原龍三郎など250作品からなる「松方・大原・山村コレクションなどでたどる美術館の夢」展や、ゴッホ展などの開催が予定される。ポピュラリティーのある企画展とこのロケーションを合わせると、初年度入場目標100万人という数字もうなずける。

 

●兵庫県立美術館(愛称「芸術の館」)
[オープン日]2002年4月6日
[所在地]651-0073 兵庫県神戸中央区脇浜海岸通1-1-1 Tel. 078-262-0901
[設置者]兵庫県
[運営者]兵庫県教育委員会
[設計者]安藤忠雄建築研究所
[施設概要]常設展示室2、企画展示室、ギャラリー、講堂(250席)、ボランティアルーム、美術情報センターほか
[オープニングイベント]国際美術館館長会議、開館記念てい談、美術講演会、「松方・大原・山村コレクションなどでたどる美術館の夢」展ほか

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