一般社団法人 地域創造

「公共ホール音楽活性化事業」本格始動

●平成14年度「公共ホール音楽活性化事業」本格始動

 地域創造では、平成10年度より「公共ホール音楽活性化事業」を実施しています。この事業は、地域創造の登録アーティストを地域に派遣し、アーティストと公共ホール職員の共同企画により、コンサートとアウトリーチプログラムを実施するというものです。事業の実施を通じ、音楽による地域づくりと聴衆育成、さらにはホール職員の人材育成を目指しています。
14年度の実施団体については、昨年夏から募集を行い(10月末締切り)、このほど、北は北海道苫前町から南は鹿児島県知名町まで全国で15の市町村で実施することが内定しました(欄外参照)。

◎ネットワークプログラムスタート
 そのほか、平成14年度から、新たな試みとしてホール間のネットワークによる事業をスタートいたします。共同で企画を制作し、ネットワークを通じたノウハウの交換、作業の効率化を図り、各地域が独自でアウトリーチプログラムを継続できる環境をつくることをねらいとしています。今年は、広島県瀬戸田町と島根県の出雲市が中心となり実施する予定です。これをモデル事業として、今後のネットワークプログラムの取り組みについて検討していく予定です。

◎公開プレゼンテーションへのお誘い
 「公共ホール音楽活性化事業」では、担当職員の人材育成の一環として、実際の事業開催前に「全体研修会」を開催しています。研修会では、アウトリーチの手法や実例などについてのレクチャーほか、登録アーティストによる演奏とトークのプレゼンテーションを行います。今年は、4月23日~25日の3日間、東京北区の北とぴあを会場に開催することになりました。後半2日間には、平成13年度までの事業実施団体の担当者を対象にした「OB研修」も同会場で開催し、ノウハウの交換と共有化を図るとともに、事業継続の方策について検討する予定です。

 研修の目玉は何と言っても、4月24日に開催される「公開プレゼンテーション」です。これは、10人の登録アーティスト全員が20分程度の演奏とトークのデモンストレーションを行うというもので、担当者はこのプレゼンと、その後に行われる交流会を参考に出演アーティストを決定することになります。そのため、演奏家が自身の魅力をアピールするさまざまなアプローチをみせてくれ、非常に興味深い催しものとなっています。

 このプレゼンテーションをご興味のある方に無料で公開いたしますので、ご関心のある方は地域創造までお問い合わせください。

 

●平成14年度事業内定団体
北海道苫前町、青森県六ヶ所村・(財)六ヶ所村文化振興公社、宮城県迫町・(財)登米文化振興財団、福島県東村、茨城県水海道市、新潟県見附市、山梨県河口湖町、岐阜県関ヶ原町、滋賀県安土町、兵庫県西脇市、和歌山県清水町、岡山県井原市、徳島県山川町、福岡県大牟田市・(財)大牟田文化会館、鹿児島県知名町

●公開プレゼンテーション
[日程]4月24日(水) 15:00~18:45
[会場]北とぴあつつじホール(東京都北区王子1-11-1)
[出演]平成14年度・15年度登録アーティスト/浜まゆみ(マリンバ)、竹内直子(ハーモニカ)、田村緑(ピアノ)、中川賢一(ピアノ)、大森智子(ソプラノ)、薗田真木子(ソプラノ)、羽山晃生(テノール)、唐津健(チェロ)、磯絵里子(ヴァイオリン)、神代修(トランペット)
●公共ホール音楽活性化事業に関する問い合わせ
地域創造芸術環境部 宮地・小澤 Tel. 03-5573-4065

 

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