関東
●神奈川県相模原市
杜のホールはしもと
〒229-1103 相模原市橋本3-28-1
ミウィ橋本内
Tel. 042-775-3811 石川寛良
◎9月29日オープン
市北部の拠点、橋本駅前の再開発ビル7、8階に整備。木を基調とした落ち着いた内装。鑑賞事業のほか、音楽や演劇などの各種ワークショップや講座を取り入れた参加型事業に比重を置き、市民、芸術家、文化活動団体が新しい地域文化を発信する創造型ホールを目指す。
[オープニング事業]オープニングコンサート「相模原室内合奏団演奏会」ほか
[施設概要]ホール(535席)、多目的室213m2、練習室3、セミナールーム2、音楽スタジオ1
[設置者]相模原市
近畿
●京都市
右京ふれあい文化会館
〒616-8065 京都市右京区太秦安井西裏町11-6
Tel. 075-822-3349 吉村良正
◎9月17日オープン
市の基本構想に基づき、各地域に設置するホールで5カ所目。市街の西、JR花園駅から徒歩5分の場所に整備。芸術文化の発表、鑑賞、創造、そして市民の交流の場となる。映画の町太秦にちなんでフィルムのリールをモチーフにした円形状の外観が特徴的。舞台はプロセニアム形式で、親子で鑑賞できる親子室も整備している。
[オープニング事業]開館記念 京響ふれあいコンサートほか
[施設概要]ホール(452席)、創造活動室1、リハーサル室1、会議室4、和室2
[設置者]京都市
[運営者]財団法人京都市音楽芸術文化振興財団
[設計者]株式会社安井建築設計事務所
●恵まれた自然環境を生かした事業を展開~群馬県立館林美術館
群馬県下2館目の県立美術館として、既存の県立近代美術館(高崎市)から約50キロ離れた、県東部の中核都市の一つ、館林市郊外に整備。白鳥の飛来地としても知られる多々良沼と豊かに実る広大な田園を背景に、低層のシンプルで現代的な建造物が映える。
館長以下学芸員は、県立近代美術館での経験を積んだスタッフで構成。近代美術館が開館以来25年間で収集した作品を展示するほか、「自然と人間」をテーマにした造形作品などを独自に収集。県収蔵作品を中心とした展示と年3本程度の企画展を交互に実施していく予定だ。
開館記念特別展示は、「自然と人間」をテーマに印象派など19世紀の風景画から20世紀の現代美術までを113点の作品で俯瞰するという総合的な企画で、ターナー、モネ、ボナール、エルンストなどの作品が一堂に並ぶ。
また、来年3月にはニルス=ウド展を企画。彼は、花や樹木、水など自然の中にある素材を生かした作品を造り写真に記録する現代アートの作家で、企画展に合わせて招聘し、美術館での滞在制作を行う予定になっている。「美術館の景観写真を作家に見せたら自然で覆い尽くしたいって言われたんです」(学芸員)と今から期待と不安が入り交じる。
飛来する白鳥を素材にしたワークショップなど、周囲の自然を取り込んだ事業なども企画中とのことで、事業や展示を重ねていけば「自然と人間」というテーマに相応しい美術館になりそうだ。
●群馬県立館林美術館
[オープン日]10月26日
[所在地]〒374-0076 館林市日向町2003
Tel. 0276-72-8338
[設置者・運営者]群馬県
[設計者]株式会社第一工房
[施設概要]展示室1~4、別館(ワークショップ室ほか)、講堂、レストラン、ミュージアムショップ
[オープニング事業]開館記念特別展示「自然と人間」(10月26日~11月25日)