講座・シンポジウム
舞台芸術シンポジウム「創造の喜び」
阪神間を中心に演劇活動を行うパネリストらによるシンポジウム。2005年にオープン予定の兵庫県芸術文化センターの話題も交えながら、演劇の分野を中心に、日常の中での芸術との関わりについて検討する。
[講師等]河内厚郎(評論家)、上海太郎(上海太郎舞台公司主宰)、西田シャトナー(劇作家・演出家)ほか
[日程]9月24日
[会場]県立尼崎青少年創造劇場ピッコロシアター
[問い合わせ]兵庫県芸術文化協会チケットオフィス
Tel. 078-333-3399
募集
第1回仙台劇のまち戯曲賞
2003年度に仙台地域で上演する戯曲を募集。大賞賞金は初演の上演料込みで200万円を用意。400字詰原稿用紙200枚以内が応募条件。
[審査員]飯島早苗、石川裕人、井上ひさし、高瀬久男、平田オリザ、宮田慶子
[問い合わせ]仙台市青年文化センター事業課
Tel. 022-276-2110
BOOK
あなたの生き方を変えるボイストレーニングの本 ・話す権利・
ボイストレーニング・シリーズの第1弾。著者は英国国立劇場屈指のボイストレーナー、パッツィ・ローディング。単に発声の技術面を記述しただけでなく、話す権利は自分として生きる権利だという主張が込められている本。
[定価]4,286円(税別)
[問い合わせ]株式会社構想社 Tel. 03-3947-1030
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2000
昨年の7月20日から9月10日まで開催された越後妻有アートトリエンナーレ2000。800人のボランティアが参加し、16万人が訪れた現代美術の一大イベントの記録集。A4版の343ページに、出展作品やアーティストのデータが掲載されている。来年は7月20日から9月7日までの開催が予定され、会期前からアーティストによる多彩なワークショップが実施される。約100点の作品が出品予定。
[定価]4,800円(税別)
[問い合わせ]現代企画室 Tel. 03-3293-9539
topics
●巨大バッタが横浜を襲う!?
現代美術の国際展「横浜トリエンナーレ2001」いよいよ開幕
ヨコハマ・グランド・インターコンチネンタルホテルに全長35mの巨大バッタが襲来? それとも、怪獣映画のロケ? いや、どちらもでもない。これは大規模な国際現代美術展「横浜トリエンナーレ2001」のプロジェクトの一つ「インセクト・ワールド」の作品。この横浜トリエンナーレには、河本信治、建畠哲、中村信夫、南條史生ら4人のアーティスティック・ディレクターが選出した世界38カ国、110人のアーティストが参加。パシフィコ横浜や赤レンガ1号倉庫などを会場に約2カ月半にわたって多彩なインスタレーションを展開する(30万人の来場見込み)。
110人の顔ぶれを見てみよう。最高齢のヨナ・フリードマンは1923年生まれでフランス在住の建築家。過激なコンセプトで知られているものの、実現されたものはほとんどないというから、今回展示される作品は貴重なものとなる。オノ・ヨーコは、銃弾で打ち抜かれた貨物車両をドイツから運び込み、赤レンガそばの線路で展示。草間彌生は2000個のミラーボールを運河に浮かべる。また、最年少25歳の束芋(たばいも)は「にっぽんの通勤快速」と称して、現代社会を描いた自作のアニメーションを6面のスクリーンで上映する。それにあの巨大バッタである。こんなアーティストが110人もいるのだから、観るほうも大変だ。
ほかにも、シンポジウムや、教員や児童を対象にしたギャラリーツアーも用意されている。世界との交流の窓口として発展してきた横浜で、世界の現代美術との交流を深めてみてはどうだろうか。
●横浜エントリナーレ2001
[日程]9月2日~11月11日
[会場]パシフィコ横浜展示ホール、神奈川県民ホールギャラリー、みなとみらいギャラリーほか
[問い合わせ]横浜エントリナーレ2001事務局 Tel.03-5562-3531