一般社団法人 地域創造

講座・シンポジウム・募集等

ネットワーク

 

『KAZUKI~ここが私の地球』

 

シベリア抑留体験をもとにしたシベリヤ・シリーズ「黒い絵」の制作で知られる山口県三隅町の洋画家、香月泰男の半生を、東京ギンガ堂の品川能正が舞台化した作品『KAZUKI~ここが私の地球』を県内4つのホールのネットワークにより上演する。公演に先立ち、生誕90年記念シンポジウム「香月泰男の世界」を開催(5月25日/ルネッサながと)。

[日程/会場/問い合わせ]

5月25日/ルネッサながと/0837-26-6001
5月27日/シンフォニア岩国/0827-29-1600
5月28日/宇部市渡辺翁記念会館/0836-34-8616(宇部市教育委員会社会教育課)
5月29日/下関市文化会館/0832-21-6401

 

募集

 

若草物語─■─出演者募集

 

 若手演奏家に、オーケストラと共演する機会を提供するコンサート『若草物語』の出演者を募集。オーディション合格者は、仙台フィルハーモニー管弦楽団(指揮:外山雄三)と共演。

[審査員]外山雄三(作曲家、NHK交響楽団正指揮者、仙台フィルハーモニー管弦楽団音楽監督)ほか
[募集締切]7月31日
[コンサート日程/会場]2002年1月20日/仙台市青年文化センター
[問い合わせ]仙台国際音楽コンクール組織委員会 Tel. 022-715-8210

 

新進音楽家演奏会 第6回コンセール・マロニエ21 出演者募集

 

 クラシックの若手演奏家の発掘、育成を目指して開催する演奏会。参加者を全国に公募、事前審査(録音MD)とオーディションにより出演者を決定する。今年はピアノ部門と木管部門の2部門で開催。

[審査員長]丹羽正明
[受付期間]7月2日~19日
[オーディション日程]11月8日~11日
[本選日程/会場]12月9日/栃木県総合文化センター
[問い合わせ]栃木県総合文化センター内「コンセール・マロニエ21」係 Tel. 028-643-1010

 

ザ・ベスト展2001─あなたがつくる静岡県立美術館リクエスト展 リクエスト募集中

 

 静岡県立美術館開館15周年を記念した特別企画展。収蔵品約2300点を対象に、一般から作品のリクエストを募集。結果を集計して、応募の多かった作品を「ザ・ベスト展2001」(6月23日~7月22日)で紹介する。収蔵作品は、図録またはインターネットで閲覧可能。リクエスト用紙に記入してファックス・郵送するか、ホームページのリクエスト欄からメールで応募できる。

[受付期間]3月26日~5月13日
[問い合わせ]静岡県立美術館 Tel. 054-263-5755/5857

 

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●個人美術館による共同企画展スタート

 今年の4月から11月にかけて、全国7つの“個人美術館”による共同企画展「個人美術館散歩~7人の洋画家」が5会場で開催されます。

 この企画に参加したのは、北海道立三岸好太郎美術館、萬鉄五郎記念美術館、天童市美術館(熊谷守一記念室)、稲沢市荻須記念美術館、神戸市立小磯記念美術館、安田火災東郷青児記念館、久米美術館の7館。いずれも、明治から戦後にかけて活躍した洋画家を顕彰する美術館で、展覧会では、各館の所蔵作品10点から構成された計70点が展示されます。

 この展覧会は、全国美術館会議の小規模館ワーキンググループのなかで、個人美術館ならではの共同事業ができないかと企画されたもの。各地の個人美術館は、対象作家に特化しながら専門的な研究を蓄積しているほか、空間的にも工夫が凝らされた居心地のよい美術館が少なくありません。今回の企画は、そうした個人美術館自体の魅力をPRしたいとの狙いもあるとのこと。最初の会場となる稲沢市荻須記念美術館の学芸員、山田美佐子さんにお話を伺いました。

 

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個人美術館散歩ちらし

 「小規模美術館は、1度に大量の作品の貸し出しができないので、全国展開したくてもできないという悩みがありました。それがこうした共同企画によって、美術館自体や作品を全国にPRできることが大きいですね。展覧会では、作品と併せて作家や美術館を紹介するパネルを展示しています。また、展覧会のカタログ巻末には、全国の個人美術館リストを掲載しました。サイズもA5版で、持ち運びしやすいようにしていますから、ガイドブックがわりに各地の個人美術館を訪ねてもらえれば嬉しいですね」。

 

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「洗濯場」(荻須高徳・作/稲沢市荻須記念美術館・所蔵)

●会場と日程

稲沢市荻須記念美術館(愛知県稲沢市):4月13日~5月20日
北海道立三岸好太郎美術館(札幌市):5月25日~7月8日
神戸市立小磯記念美術館:7月13日~8月26日
天童市美術館(山形県天童市):8月31日~10月8日
萬鉄五郎美術館(岩手県東和町):10月12日~11月18日

 

●京都造形芸術大学の学内劇場「京都芸術劇場」オープン

 京都造形芸術大学のキャンパス内に建設が進められていた「京都芸術劇場」が完成し、一連のオープニング公演がスタートした。京都造形芸術大学は2000年に4学科を増設して短期大学から4年制の総合芸術大学に移行。副学長に歌舞伎俳優の市川猿之助、学科長に演出家の太田省吾を迎え、伝統芸能から現代芸術までをカバーした第一線の演出家・映画監督・芸能者が指導者を務める映像・舞台芸術学科を新設して話題になっている大学だ。

 「実践的な舞台芸術教育を行うためには自前の舞台空間が必要」との判断から本格的な劇場建設を計画。88年に建設した野外能楽堂に加え、新校舎内に歌舞伎劇場「春秋座」と実験劇場「studio21」(この2つを合わせて「京都芸術劇場」と呼ぶ)、映像ホールを設けた。最大の特徴は、学生の実習に活用するだけでなく、一般観客にも公開する上演実験(研究を目的とした教授陣による舞台芸術の企画・実演)を積極的に展開し、加えて大学がテーマにしている「京都学」の創造拠点にしていくという点。こうした活動を担う研究組織として学内外の指導者が参画した「舞台芸術研究センター」(※)を設立。今後は、学科、研究センター、劇場事務局、大学が連携して劇場の企画・運営を行っていく。

 一連のオープニング事業はこうした活動の第1弾と呼べるラインナップで、猿之助の新構成・新演出による歌舞伎、京都文芸復興を謳った京舞、studio21という現代的な空間での能・京舞、現代演劇、ダンスなど、京都芸術劇場のエッセンスが詰まった内容となっている。また、学生による企画作品の定期的な上演も視野に入れたstudio21では、音響・照明・舞台美術・制作のワークショップを受講した学生がオープニングのサポートスタッフで参加している。

 今後のプログラムについては検討中だが、研究センターとしては、海外の研究員の上演実験を含めた年間4~5本の公演を企画していきたいとのことで、現在、J・ジェスラン演出『SNOW』他を準備中とのこと。上演実験により観客の前で舞台芸術を研究し、地域(京都)との交流で京都学を創出・発信するという京都造形芸術大学の試みがどのような成果を生み出すのか、興味深い。

 

●京都芸術劇場

〒606-8271 京都市北白川瓜生山2-116
Tel.075-791-9122

 

◎4月8日オープン(studio21)

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[芸術監督]太田省吾
[施設概要]間口11m、高さ5m、奥行き28mのフリースペース。客席数200(可動式)。
[オープニング]能『邯鄲』観世榮夫ほか、『柱立』井上八千代ほか(4月8・9日)/演劇『更地』韓国版(4月14・15日)/ダンス『羽化の理由』岩下徹、山田せつ子(4月21・22日)/映像・舞台芸術学科学生企画公演(4月27・28日)

 

◎5月29日オープン(春秋座)

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[芸術監督]市川猿之助
[施設概要]プロセニアム間口18m、高さ7.6m、奥行き17mの歌舞伎劇場。客席数852(花道設置時735)、立ち見席98。廻り盆、大セリ、小セリ、花セリ、花道、宙乗機構、オーケストラピットあり。
[オープニング] 市川猿之助構成『春秋三番叟』、市川猿之助演出『日本振袖始』(5月29・30日)/「五世井上八千代京舞の夕べ」(6月9日)

 

※舞台芸術研究センター

[設立]2001年4月
[センター長]芳賀徹
[副センター長]太田省吾
[主任研究員]市川猿之助、井上八千代、観世榮夫、岩下徹、川村毅、松田正隆、宮沢章夫、山田せつ子、J・ジェスラン、伊藤高志、上村博、大野木啓人、門上光照る、小林昌廣、田口章子、村井康彦、八角聡仁、山折哲雄など。この他、学外研究者あり。

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