一般社団法人 地域創造

平成13年度事業紹介

全国20カ所での音楽活性化事業をはじめ
ネットワークが拡大

4月を迎え、地域創造でも今年度の事業がスタートしました。今年も、助成、研修事業に加え、音楽、演劇、美術など幅広い分野で、計12事業を実施します。今号では、主催事業の最新のトピックスを中心に、平成13年度事業についてご紹介します。

 

●演劇~ネットワーク事業で全国オーディション

 演劇製作ネットワーク事業では、11団体が参加し、札幌市芸術文化財団が企画提案したオルコット原作『若草物語』の製作に取り組みます。北海道を舞台に翻案した作品を、松本修が演出。メインキャストに金沢碧、裕木奈江、木野花、黒木美奈子を迎えるほか、初の試みとして全国6カ所でオーディションを実施し、そのほかの出演者を決定するのも大きな特色です。公演は、2002年1月から2月にかけて、北海道から沖縄まで全国縦断21ステージを予定しています。

 

●音楽~音楽活性化事業を全国20カ所で開催

 地域創造の登録アーティストが、各地でコンサートと地域交流事業を行う「公共ホール音楽活性化事業」。4年目の今年は、これまでで一番多い全国20カ所での開催となります。地域の事業担当者は、5月にすみだトリフォニーホールで行われる研修会に参加し、全登録アーティストによる演奏とトークのプレゼンテーションを聴いた上で、事業の企画を具体化していきます。また、今年度中には、平成14年度・15年度の登録アーティストのオーディションも予定しています。地域との交流事業などに興味のある若手演奏家の方々のご応募をお待ちしています。

 

73jigyo-1.gif
公共ホール音楽活性化事業
(岡山県真備町)

● 美術~全国4カ所で巡回展

 2回目を迎える市町村立美術館等活性化事業では、岡山県立美術館所蔵作品の中山巍の油彩画20数点を中心に、佐伯祐三、前田寛治、里見勝蔵、マチス、ヴラマンクなどを加え約40点で構成した「中山巍と1920年代のパリ~佐伯祐三・マチス・ヴラマンクなど~」を企画しています。日本的フォーブの特色を探る、見応えのある内容で、長野県豊科近代美術館を皮切りに、9月から12月にかけて、全国4カ所で開催予定です。

 

73jigyo-2.gif
ステージラボ熊本セッション
演劇コース

●研修~ステージラボ第1弾は仙台

 「ステージラボ」の今年の開催地は仙台市と長崎県の佐世保市となりました。仙台セッションは、7月3日~6日の4日間、仙台市青年文化センターを会場に開催します。佐世保セッションは、2002年2月5日~8日、今春オープンしたばかりのアルカスSASEBOを会場に開催予定です。
また、芸術見本市は9月12日、13日の2日間東京国際フォーラムを会場に開催します。
そのほか、各事業のスケジュールを下記の表に整理しましたので、ご参照ください。今年度も、地域創造の事業へご協力いただきますようよろしくお願いいたします。

カテゴリー