音 楽
北海道倶知安町 7月22日、23日
●11th くっちゃんJAZZフェスティバル
国内外から一流ジャズミュージシャンが参加する道内屈指のジャズイベント。米国のモントレー・ジャズ・フェスティバルと提携し、高校生ビッグバンドのホームステイを行うなど国際交流が特色。
会場:倶知安町総合体育館野外特設ステージ(くとさんパーク)
お問い合わせ:くっちゃんJAZZフェスティバル実行委員会(0136-23-0201)
札幌市 7月21日
●2000年 さっぽろ旭山音楽祭
札幌の街を一望する旭山記念公園を舞台に、市民大合唱団とソリストによる野外コンサートと花火を楽しむ音楽祭。
出演:河地良智(音楽監督・指揮)ほか
会場:旭山記念公園
お問い合わせ:さっぽろ旭山うた祭りの会(011-561-9693)
札幌市 7月8日~8月2日
●パシフィック・ミュージック・フェスティバル2000
故バーンスタインの提唱で創設された国際教育音楽祭。国内外からオーディションによって選ばれた若手演奏家、約140人が参加する教育プログラム「PMFアカデミー」とコンサート(全52公演)が行われる。11回目の今年から新たに、マイケル・ティルソン・トーマスに加え芸術監督としてシャルル・デュトワを迎える。
会場:札幌芸術の森、札幌コンサートホール kitaraほか
お問い合わせ:PMF組織委員会(011-520-2222)
北海道女満別町 8月4日~6日
●女満別110年記念 2000 女満別町オホーツク国際音楽セミナー
全国で活躍しているアマチュアのオーケストラ、吹奏楽団、合唱団などを対象とした音楽セミナー。「小林研一郎指揮法講座」をメインに、小中学生を対象とした木管・打楽器クリニックなどを実施。今年は女満別町110周年を記念して、セミナー受講生とオホーツク圏の演奏者らによる「オホーツク圏110人オーケストラ」を結成。
会場:女満別町議事堂文化ホールほか
お問い合わせ:女満別町教育委員会生涯学習課振興係(01527-4-2111)
青森県南郷村 7月22日
●第11回南郷サマージャズフェスティバル2000
国内外の一流ミュージシャンが参加する、恒例の野外ジャズフェスティバル。前日には「ジャズの館 南郷」でファンとの交流会を開催。
出演:エリック・アレキサンダーカルテット、レイ・ブライアント(ピアノ)、小松亮太(バンドネオン)&八重奏団、マイク・スターンバンド、熱帯JAZZ楽団
会場:カッコーの森エコーランド野外ステージ
お問い合わせ:南郷ジャズフェスティバル実行委員会(0178-82-2111/内線36)
宮城県七ヶ浜町 7月20日~30日
●七ヶ浜アートウォリアーズ2000─南南西の風
パーカッショニストの越智義朗・義久兄弟による、町民参加ワークショップとコンサートを含め、4つのパフォーマンス公演を行う。車椅子の写真家、有田憲一郎の写真展も同時開催。
出演:舘形比呂一(共演:大駱駝艦)、越智ブラザース、Gontiti、林英哲ほか
会場:七ヶ浜国際村
お問い合わせ:七ヶ浜国際村(022-357-5931)
秋田県藤里町 7月29日
●2000白神山地音楽祭
世界遺産・白神山地を背景に開催されるコンサート。地元藤里町の郷土芸能なども披露される。
出演:北島三郎
会場:素波里(すばり)特設会場
お問い合わせ:藤里町活性化イベント実行委員会(0185-71-4008)
茨城県ひたちなか市 8月26日、27日
●2000 オーシャンブルー・ジャズフェスティバル・イン・ひたちなか
国内外の一流アーティストが集結する、毎年恒例の大規模野外ジャズ・フェスティバル。
出演:マイケル・ブレッカー、ナンシー・ウィルソン、ボブ・ジェームス・グループ、ポンチョ・サンチェス・グループ、秋吉敏子トリオ、日野皓正グループ、小林桂ほか
会場:国営ひたち海浜公園 西口水のステージ
お問い合わせ:財団法人ひたちなか市文化・スポーツ振興公社(029-275-1122)
群馬県草津町 8月17日~30日
●第21回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル
世界的な音楽家を講師に迎えて開催される、本格的夏期音楽アカデミー&コンサート。今年のテーマは「バッハとロマン派音楽」。公開レッスンのほか、講師陣による15のコンサート、講演会が連日催される。
出演:遠山一行(音楽監督)ほか
会場:草津音楽の森国際コンサートホール
お問い合わせ:草津夏期国際音楽アカデミー事務局(03-5790-5561)
東京都 7月6日~30日
●第16回〈東京の夏〉音楽祭2000
Camera! Action! Music! 「映画と音楽─映画は音楽なしでは生きられなかった─」をテーマに多彩な生演奏付上映会を展開。
会場:Bunkamuraオーチャードホール、紀尾井ホール、アートスフィアほか
お問い合わせ:アリオン音楽財団(03-3400-5052)
東京都三鷹市 8月5日
●カリビアン・マジック・スティール・ドラム・オーケストラ with レネゲイズ
コンサートとワークショップ。前日のワークショップでは、メンバーがスティール・ドラム演奏を子どもたちに指導。
会場:三鷹市公会堂
お問い合わせ:財団法人三鷹市芸術文化振興財団(0422-47-5122)
横浜市 8月3日、4日
●YOKOHAMAスーパー太鼓セッション2000
和太鼓を軸にした“異ジャンルコラボレーション”がテーマのパーカッションフェスティバル。1夜目は韓国伝統音楽もマスターした韓国の実力派若手パーカッション・グループ「PURI」、2夜目は日本人のゴスペルグループ「亀渕友香&VOJA」がそれぞれ、和太鼓奏者ヒダノ修一を中心としたスペシャルセッションバンドと競演。
会場:関内ホール
お問い合わせ:横浜市文化振興財団(045-682-4108)
横浜市 8月3日~9日
●アジア音楽週間 2000 in 横浜
アジア作曲家連盟の総会に合わせて各支部もちまわりで実施されているクラシックの音楽祭。アジアで活動する作曲家、演奏家が集い、「躍動する音たち」をテーマに開催。日中韓の指揮者と日本のオーケストラ団体による演奏や、中国の「上海新音楽団」、ドイツの「アンサンブル・モデルン」などによる20世紀のさまざまな音楽が演奏される。また、国立ミャンマー舞踊団のマリオネット、韓国の伝統音楽、能・狂言もあり。
出演:東京交響楽団、新星日本交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、アンサンブル・モデルンほか
会場:横浜みなとみらいホールほか
お問い合わせ:アジア音楽週間2000in横浜実行委員会事務局(03-5474-7603)
新潟県 7月~8月
●新潟アジア文化祭2000
新しい新潟の文化の創造・発信を目的に2年に1度開催。今年で4回目。日本合唱連盟理事の箕輪久夫をプロデューサーとして迎えるミュージックセッションでは、公募で選ばれたアジア各国の若者が、10日間のリハーサルキャンプを経て「アジアユース合唱団」を編成し、地元合唱団と共演する。ほかに各国の民族芸能団体によるステージや美術展など。
会場:新潟県民会館ほか
お問い合わせ:新潟アジア文化祭実行委員会(025-285-5511)
新潟県小木町 8月18日~20日
●アース・セレブレーション2000
国際的な演奏活動を行っている和太鼓集団「鼓童」が市町村と共催する国際芸術祭。メインとなる城山コンサートでは、鼓童をはじめ渡辺香津美、韓国から「金徳洙サムルノリ」等が3日間にわたりコンサートを行う。このほか小木町内2カ所のスペースでワークショップなど多彩なパフォーマンスが繰り広げられる「ECシアター」を開催。渡辺亮氏(パーカッション)や岩下徹氏(山海塾)を迎えてのプレイベントあり。
出演:渡辺香津美と“ザ・ドラムスコ”、ジャッキー・ミカエリ、古謝美佐子ほか
会場:佐渡小木町
お問い合わせ:アース・セレブレーション実行委員会(0259-86-3630)
新潟県上越市 8月18~20日
●上越アートミュージック公開マスタークラス
1983年に始まった「上越器楽コンクール」に出場経験のある、または今後出場予定のある学生を対象にレッスンを実施。最終日に受講生と講師によるガラコンサートを開催。
会場:上越文化会館
お問い合わせ:上越文化会館(0255-25-4103)
富山県福野町 8月18日~20日
●スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2000
ワールドミュージックのコンサートを中心にワークショップや料理教室も開催されるフェスティバル。10回目となる今年のメインステージでは、映画でも話題の、キューバ音楽界の古老たちによる「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の日本公演が実現。前夜には「チベット舞台芸術団」「アローナ・ニジャエ・ローズ」、今年遂にCDデビューを果たす市民による「スキヤキ・スティール・オーケストラ」等のコンサートを弥勒山安居寺で開催。
会場:円形劇場ヘリオスほか
お問い合わせ:スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド実行委員会事務局(0763-22-1125)
石川県金沢市 8月1日~12日
●2000いしかわミュージックアカデミー
プロを目指す若い演奏家を対象にしたマスタークラス(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)と、県内の演奏家を対象にした基礎クラス(ピアノ)を開講。8月10日、11日には受講生によるソロ発表会を行う。そのほかアカデミー講師陣によるコンサートあり。
会場:石川県青年会館、金沢シティモンドホテルほか
お問い合わせ:いしかわミュージックアカデミー実行委員会(076-223-9116)
石川県七尾市 7月28日、29日
●モントレージャズフェスティバル イン 能登 2000
七尾市と姉妹都市である米国モントレーとの交流から生まれたフェスティバル。今回で12回目。国内外のプロミュージシャンと地元アマチュアバンドによるジャズライブを開催。モントレーからは高校生のMJFハイスクール・オールスター・ビッグバンドが参加。ホームステイし、県内高校生とのジョイントコンサートを行う。
会場:和倉温泉シーサイドパーク
お問い合わせ:モントレージャズフェスティバル イン 能登 2000実行委員会事務局(0767-54-8820)
演 劇
岩手県湯田町 8月25日~27日
●第8回全日本演劇フェスティバル・岩手湯田銀河ホール地域演劇祭
これまで3年ごとに全国で行われてきた「全日本演劇フェスティバル」と、1993年から岩手で開催されてきた「地域演劇祭」を共同で開催。地元の「岩手ぶどう座」、埼玉・青森・京都・大阪の地域劇団、韓国の「劇団馬山」が参加。
会場:ゆだ文化創造館銀河ホール
お問い合わせ:ゆだ文化創造館銀河ホール(0197-82-3240)
千葉県富浦町 7月29日~8月27日
●富浦人形劇フェスティバル
第12回を迎える人形劇フェスティバル。プロの人形劇団による13作品と、特別公演の文楽『壺坂霊験記』の計14作品28公演。8月6日にはアマチュアによる人形劇公演や人形づくり教室などを開催する。
出演:劇団火の貝、オフィスやまいも、たかつ人形座ほか
会場:富浦町公民館
お問い合わせ:富浦町役場 枇杷倶楽部(0470-33-4880)
映 像
広島市 8月24日~28日
●第8回広島国際アニメーションフェスティバル
アジアで唯一の国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)公認のアニメーション映画祭。国際名誉会長はロシアの重鎮フョードル・ヒートルーク。世界各国・地域から集まる1000を超える作品から優秀作を選考するコンペティションや国内外有名作家の作品上映のほか、プレゼンテーション、展示会、シンポジウム、ワークショップなどで構成された総合的な映画祭。
会場:アステールプラザ
お問い合わせ:第8回広島国際アニメーションフェスティバル事務局(082-245-0245)
山口県萩市 8月23日~27日
●第7回HAGI世界映画芸術祭
今年は地中海に焦点をあて、日本未公開作品10作品を特別企画として上映する。このほか、米国アカデミーショー賞受賞の話題作(5作品)、日本未公開フィルム(4作品)の上映も行う。
会場:萩市民館、ツイン・シネマ、山口県立萩美術館・浦上記念館
お問い合わせ:HAGI世界映画芸術祭実行委員会(0838-26-6872)
福岡市 7月2日~9日
●第14回福岡アジア映画祭2000
会社員、主婦、学生等による150人以上のボランティアが運営する映画祭。韓国の最新ヒット映画を含め、香港、タイ、インドなどの最新映画を上映(12カ国・地域、21本)。各国の映画監督もゲストとして来日。
会場:夢天神ホール、福岡アジア美術館
お問い合わせ:福岡アジア映画祭実行委員会(092-733-0949)
大分県湯布院町 8月23日~27日
●第25回湯布院映画祭
日本映画の老舗映画祭。今回の特集「その映画に女ありて」では、「女」をテーマにした秀作10本を上映。シンポジウムや衣裳・スタイリストに関する講座も開催する。
会場:湯布院町中央公民館
お問い合わせ:湯布院映画祭実行委員会(097-532-2426)
総 合
埼玉県川口市 7月28日~30日
●川口国際文化交流フェスティバル 2000
今年はドイツ、イギリスから10代を中心としたオーケストラや劇団を招聘し、無料の鑑賞会(応募制)を開催。独・英・日の吹奏楽団による「吹奏楽フェスティバル」(7月29日)、ドイツの「ブランデンブルグ青少年合唱団」公演(7月28日)、イギリスの学生劇団「オックスフォードユニバーシティ・ドラマチック・ソサエティ」による『冬物語』(シェイクスピア)など。このほかコンサート(有料)、や絵画展などを開催。
会場:川口総合文化センター(リリア)
お問い合わせ:川口総合文化センター(リリア)(048-258-2000)
大阪市 8月5日~7日
●プラネット・フェスティバル2000
大阪府青少年活動財団の運営する“プラネット・ステーション”で個別に行われる映画祭や演劇祭を統合した若者たちによるフェスティバル。
会場:プラネットホールほか
お問い合わせ:ユースサービス大阪(06-6942-5146)
美 術
北海道東川町 7月25日~9月10日
●第16回東川町国際写真フェスティバル
国内外の優れた写真作品・作家を顕彰する「第16回東川賞」の授賞式と作品展を中心としたイベントを実施。7月30日までのメイン会期には授賞式のほか、受賞作家らによるフォーラムやフォトパレード、写真アンデパンダン展、作品スライド&ジャズライブなどが行われる。また同時に、全国の高校写真部を対象とした「写真甲子園」も開催。全国から選抜された14校が、大雪山国立公園を舞台に撮影を行い、公開審査で優勝を決める。
会場:東川町内一円
お問い合わせ:写真の町推進室(0166-82-2111)
●戦前の木造映画館で「IKACHI国際舞台芸術祭」
「IKACHI国際舞台芸術祭」は、山口県東部地区唯一の小劇場、POP THEATRE Я(ポップシアター・ヤ)が拠点にしている旧木造映画館「みどり会館」で開催される手づくりの芸術祭です。実行委員長は同劇団を主宰する作・演出家の久保田修治さん、41歳。
「田舎には高校に演劇部もなくて、僕は文芸部に所属しながら文化祭で芝居をやってました。当時、テレビ番組の『11PM』でよく紹介されていたアングラ映画や前衛劇に憧れて大阪芸大に進んだのですが、初めて読まされた戯曲が京都弁の新劇でもうビックリ(笑)。イントネーションはわからないし、イメージは違うし。3年で挫折して柳井に戻りました。10年ほどは地元の楽器店で働きながらコンサートの企画などをやっていましたが、今の役者と出会ったのがきっかけで劇団を結成しました。で、倉庫を探していた時に見つけたのが田圃の中でぼろぼろになっていた「みどり会館」。30年ぐらい放置されていたので壁なんか片方なかった。でも絵を描いてる連中とか、音楽をやってる連中とかがこの場所を面白がってくれて、みんなで直して使おうということになり、1997年から手弁当で修復しました。当時はオウム事件が喧しかった頃で、風体の怪しい奴が入れ替わり立ち替わりやってくるので地元の人たちはオウムに買い取られたんじゃないかって(笑)。改修が終わって皆さんに集まってもらい、お酒を飲みながら説明会をやりました。今では差し入れをくださる人や劇場の周りの花壇に苗を持って来てくださる人もいらっしゃいます。芸術祭の企画は最初から考えていたことで、地元の人に「何年か後にはこの前を外国人が歩いてますよ」と言ったら、“漫画だ”って笑われましたね。でも山口県がやっている秋吉台国際芸術村に対抗して伊陸(いかり)国際芸術村にしますから、期待しててください! 僕らの地域には自分の表現を追求するみたいな小劇場的な活動をしている劇団はほとんどありません。一度、山口県下にどのくらい劇団があるのか知りたくて、山口県演劇懇話会をやったことがあるのですが、全部合わせて25劇団ぐらいでした。他の劇団のことも知りたくて情報誌をつくったり。今回は、そんな風にして自分たちの足で知り合った劇団の人たちに参加してもらいました」
静岡県浜松市 8月9日~18日
●イーストマン音楽学校 夏季セミナー2000 in 浜松
米国のイーストマン音楽学校の教授9名によるセミナー&コンサート。テープ審査によって選ばれた受講生を対象に9クラスの個人レッスンを行う。8月10日には講師陣、17日には受講生選抜によるコンサートを開催。ほかに浜松市民を対象とした無料レッスン(8月12日)も。
講師:オレグ・クリサ(ヴァイオリン)、ジョン・グラハム(ヴィオラ)、アラン・ハリス(チェロ)ほか
会場:アクトシティ浜松
お問い合わせ:浜松市アクトシティ音楽院(053-451-1150)
静岡県浜松市 7月22日~8月27日
●楽器誕生!~日本の音の知恵と技~
開館5周年を記念して行われる特別展。日本の楽器の素材から完成品まで資料170点を展示するほか、「連続お楽しみ講座」として小学生対象の夏休みチャレンジ教室や、実演「大太鼓の皮を張る」などが行われる。
会場:浜松市楽器博物館
お問い合わせ:浜松市楽器博物館(053-451-1128)
愛知県岡崎市 7月24日
●第22回市民音楽祭
岡崎市文化振興事業の一環として、今年はレニングラード少年少女合唱団と舞踊団の来日公演が行われる。岡崎ジュニア・シンフォニックオーケストラが共演。
会場:岡崎市民会館大ホール
お問い合わせ:岡崎市社会部文化振興課(0564-23-6432)
京都市 8月6日、13日
●大文字国際交流音楽祭2000
音楽監督にアルバート・ロト、田中千香士、コーディネーターに湯浅篤史氏を迎えて行われる音楽祭。手塚治虫と作品ゆかりの曲を演奏する「10万馬力の音楽祭」、アメリカの作曲家チャールズ・エドワード・アイヴズ作品を取り上げる「再びアイヴズの森へ分け入ろう」、田中千香士指揮、大文字室内合奏団による演奏会など。
会場:京都府立府民ホール(アルティ)
お問い合わせ:大文字国際交流音楽祭実行委員会事務局(075-491-5971)
京都府南山城村 7月29日、30日
●第8回木津川やまなみ国際音
海外ソリストと国内外のアーティストが集まって開催するクラシック音楽祭。ディレクターは前回に引き続き金昌国氏(指揮・フルート)と、河野正孝氏(オーボエ)。
会場:やまなみホール
お問い合わせ:南山城村文化財団(07439-3-0560)
大阪府河内長野市 8月23日~27日
●かわちながの世界民族音楽祭
今年は、ジプシーブラスサウンドの「ファンファーレ・チォカリーア」(ルーマニア)、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの「イブライム・フェレール」「ルベーン・ゴンサレス&オマーラ・ポルトゥオンド」(キューバ)。
会場:河内長野市立文化会館(ラブリーホール)
お問い合わせ:河内長野市立文化会館(ラブリーホール)(0721-56-6100)
大阪府岸和田市 7月29日、8月5日
●2000 ジャズフェスティバルin マドカ
29日は「ジャズのすばらしさを若い世代に」をコンセプトに「第7回関西6大学ビッグバンドフェスタ」を開催。5日は、NYのプレイヤー、ビリー・ハート率いるニューグループによるコンサート。
出演:大阪大学、奈良県立医科大学、大阪音楽大学、佛教大学、関西学院大学、関西大学
会場:岸和田市立文化会館(マドカホール)
お問い合わせ:岸和田市立文化会館(マドカホール)(0724-43-3800)
岡山県上斎原町 8月1日~8日
●第7回上斎原ピアニストキャンプ
音楽学校への進学希望者、現役の学生およびプロのピアニストを対象とした滞在型のセミナー。期間中の「協奏曲オーディション」優勝者は、第7回祝祭コンサート(8月6日)にソリストとして参加。最終日は受講者コンサートも行われる。出演:漆原啓子(ヴァイオリン)、安藤裕子(ヴィオラ)、堀了介(チェロ)ほか
会場:上斎原文化センター
お問い合わせ:上斎原ピアニストキャンプ事務局(0868-44-2221)
山口県岩国市 8月17日~20日
●第3回シンフォニア岩国管楽サマーフェスティヴァル
管・打楽器のレッスンとコンサートを開催。指導・出演は、西日本を中心に活躍する管・打楽器のプレーヤー11人。
出演:板谷謙一(ファゴット)、白濱俊宏(トランペット)、立住若菜(フルート)、城屋正子(オーボエ)、本村孝二(トランペット)ほか
会場:シンフォニア岩国
お問い合わせ:シンフォニア岩国(0827-29-1600)
香川県志度町 7月29日
●楽園音楽祭 2000 in SHIDO
瀬戸内海を臨む野外ステージで行われる恒例のイベント。
出演:STARDUST REVUE
会場:志度町野外音楽広場テアトロン
お問い合わせ:志度町役場商工観光課(087-894-1111)
愛媛県双海町 8月14日
●第5回 夕焼け音楽祭「FUTAMI・ミュージック・フェスティバル」
県内外のアマチュアミュージシャンを対象に、夕日をモチーフにした作品を公募。この音楽祭で選出される優秀作品(3組)は、JR下灘駅にて毎年9月に行われる「夕焼けプラットホームコンサート」に出演できる。
会場:ふたみシーサイド公園特設ステージ
お問い合わせ:双海町役場地域振興課(089-986-1111)
高知県中村市 8月24日~27日、10月23日、10月28日、29日
●四万十川国際音楽祭 2000
50年以上の歴史をもつ地元アマチュアオーケストラ、中村交響楽団を中心に行われる音楽祭。スクール出前コンサートや子どものための音楽会など、子どもを対象にしたプログラムが充実している。オープニングコンサートでは、山岡耕筰バイオリン公開レッスンの受講生と中村交響楽団が競演。秋にはロジェ・ワーグナー合唱団を招聘し、演奏会や交流コンサートなどを開催する。
会場:中村市立文化センターほか
お問い合わせ:四万十川国際音楽祭実行委員会(0880-34-7311)
長崎県世知原町 7月29日
●くにみ山麓音楽祭 Vol.6
1997年から夏・冬に行われてきた「くにみ山麓音楽祭」。出演者は、第5回にも登場したSandy Tripと、3度目の出演となる永井龍雲。
会場:世知原町体育館
お問い合わせ:国見山麓芸術祭実行委員会事務局(0956-76-2058)
熊本県熊本市 7月29日~8月8日
●熊本国際青少年音楽フェスティバル
世界のアマチュア青少年音楽団体を招聘して行われるフェスティバル。今年で16回目。海外からの参加団体は、滞在中、県下各地でホームステイを行う。
出演:北京大学附属中学管楽団(中国)、フライジング室内合唱団(ドイツ)、ユース・ビッグバンド・フレンスブルク(ドイツ)
会場:熊本県内9市町村
お問い合わせ:財団法人熊本県立劇場企画事業課(096-363-2233)
鹿児島県内 7月23日~8月6日
●第21回霧島国際音楽祭・講習会
ゲルハルト・ボッセ音楽監督(ヴァイオリン)の提唱のもと、コンサートとマスタークラス講習会の2本柱で行われる音楽祭。今年はJ.S.バッハをテーマにコンサートが開催され、国内外でコンサートマスターや首席奏者として活躍している本音楽祭のアーティストが一同に集結する。J.S.バッハの命日の7月28日には、ザビエル記念聖堂で『ブランデンブルク協奏曲』全曲演奏会と一晩で4つの協奏曲を演奏する「コンチェルトの夕べ」が開催される。
会場:霧島国際音楽ホール(みやまコンセール)ほか
お問い合わせ:財団法人ジェスク音楽文化振興会(03-3499-4530)
●現代アートによる地域発見
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2000」
新潟県南部、豊かな里山の残った越後妻有の6市町村(十日町市、津南町、川西町、中里村、松之山町、松代町)を会場にした現代美術の一大ページェント「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2000」が、いよいよ7月20日に開幕します。世界30数カ国から140余名のアーティストが参加し、滞在制作などにより越後妻有をテーマにした作品を発表。762平方キロにおよぶ地域全域でインスタレーションを展開し、作品の3分の2を恒久設置するという一大プロジェクトです。
この事業は、市町村の広域連携により地域の活性化を図る新潟県の「ニューにいがた里創(りそう)プラン」において、6市町村が地域住民とアーティストの協働による「越後妻有アートネックレス整備事業」を提案したことに始まります。事業の概要は、アーティストとの交流により地域の魅力を発見するさまざまなソフト事業を積み重ねながら、6市町村に6つの交流拠点(ステージ)を整備するというもので、3年に1度、事業をアピールするお祭りとしてアートトリエンナーレが計画されました。
1998年に事業がスタートしてから、「越後妻有8万人のステキ発見」(写真と言葉を募集)やトリエンナーレ参加アーティストのワークショップなどが活発に行われてきました。こうした取り組みは情報誌やインターネット(http://www.artfront.co.jp/art_necklace/top.htm)で公開され、現在では400名を数えるボランティアが、地域とアーティストを橋渡しする多彩な活動を行っています。
さて、トリエンナーレ参加作品ですが、中国から全長35メートルの登り窯を移設し、作家自身が「なんでも美術館」として館長に就任する蔡國強のプロジェクトをはじめ、信濃川の旧流路を黄色い支柱で3.5キロメートルにわたってマーキングする磯辺行久(写真下)など。地域性や景観を意識した作品が並んでいます。特徴的なのは、公共建築物にアーティストが参加した作品群で、町が計画していた宿泊施設を「光の館」という作品にしたジェームズ・タレル(会期中、会期後も宿泊施設として使用)など、トイレ、公園、道路づくりにもアーティストが参加する予定になっています。トリエンナーレの総予算は3億円。数十億円単位のハード事業に対し、今回のソフト事業で地域にどのような果実が実るのか、興味深いところです。
●ホールのサポーターズクラブが運営
「カリビアン・マジック・スティール・ドラムwithレネゲイズ」
「施設だけをつくるのではなく、町民の皆さんと一緒に地域文化を高めていきたいと、小平町文化交流センターのオープンより1月早い1998年の7月にサポーターズクラブを立ち上げました。一般公募だけでなく、文化協会や福祉センターなどの情報網を駆使して、文化連盟団体や青年団体、婦人団体などにも声をかけて参加していただきました。自分を含め、みんなイベントを企画・運営していくなんて初めてですから、とにかく勉強して、講習会をやりながらコンサートや映画鑑賞会に取り組みました。想像以上の忙しさに、設立当時50人いたサポーターが僕らを除くと今では26人に減ってしまった(笑)。
今回の「レネゲイズ」のコンサートとワークショップは道内では初めての公演です。実は自分でも今年で10周年になる太鼓集団「麓龍」の一員として活動していて、佐渡のアースセレブレーションにも何度か参加しているし、レネゲイズにはとても興味がありました。単に人を集めたいのであれば、演歌歌手や有名な芸能人を呼べばいいんでしょうが、日頃接することの少ないさまざまな文化に触れて、そこから驚きや感動を得ることの方が僕は大切だと思うんです。それこそがサポーターズクラブや文化交流センターの意義ではないかと・・・。このイベントが成功すれば、その答えは自ずと出てくる。そういう意味で、今回のイベントは僕らにとって、未来を決める“鍵”になると思います。
今回は1日だけなので、ワークショップも小・中学生だけしか参加できませんが、大人の方からも「参加したい!」という声をいただきました。いつかレネゲイズと市民が同じ舞台に立てるような、そんなイベントに育てられればと思います」
(小平町教育委員会社社会教育課 金子超)
日時:7月30日
会場:小平町文化交流センター
お問い合わせ:スティールドラムコンサート実行委員会事務局(0164-56-9500)
富山県高岡市 8月19日、20日
●第12回高岡野外音楽劇『越中万葉夢幻譚』
約7000平米の高岡古城公演本末広場を舞台に、アマチュアの市民キャスト約1100人とスタッフ約200人で構成された「越中野外音楽劇団」が繰り広げる、日本最大規模の野外音楽劇。高岡ゆかりの大伴家持が時代の公証人として、タイムトリップしながら現代までの歴史を辿る。
作・演出:藤本壽一
語り:平幹二朗
会場:高岡古城公園 本丸広場
お問い合わせ:財団法人高岡市民文化振興事業団(0766-20-1450)
富山県利賀村 8月1日~31日
●利賀サマー・アーツ・プログラム
昨年、18年間の歴史に幕を閉じた「利賀フェスティバル」。その後を継いで新しくスタートする「利賀サマー・アーツ・プログラム」は“演劇をみる、つくる、競う、出会う、学ぶ”ための総合プログラム。課題戯曲の上演により最優秀演出家を選考する日本ではじめての「JPAF演出家コンクール」(賞金300万円)のほか、ズズキ・メソッドの公開講座をはじめとするワークショップやシンポジウムが行われる。
今回の課題戯曲は海外部門(テネシー・ウィリアムズ、フェルナンド・アラバール、サミュエル・ベケット)、国内部門(岸田国士、安部公房、別役実)の合わせて6作品。6月15日の公募締切後、書類審査を経て、最大で30人の演出家が利賀芸術公園内の3劇場で審査対象になる作品を一般客の前で上演。各部門9名ずつの審査員によって審査が行われる。この他、鈴木忠志演出作品ほかゲスト劇団による公演や『月の岬』の滞在稽古(一部公開)、桜美林大学演劇専攻生と富山県下の高校演劇部の合宿など、宿泊施設や劇場が揃った芸術複合施設の利賀芸術公園らしいプログラムが並ぶ。主催は、利賀フェスを担っていた「国際舞台芸術研究所」と「演劇人会議」を母体として、2000年3月に新設された財団法人舞台芸術財団演劇人会議(理事長:鈴木忠志)。
会場:富山県利賀芸術公園
お問い合わせ:舞台芸術財団演劇人会議(03-3951-4843)
長野県飯田市 8月3日~6日
●いいだ人形劇フェスタ2000
市民主体で運営する人形劇の祭典。東欧、アジアなど海外からの招聘を含め26のプロ劇団と地域劇団が飯田市内の各会場で公演を行う。プロの演出家がアマチュア人形劇団を指導する「公開クリニック公演」(4劇団限定)と、人形劇入門者向けの「わくわくワークショップ」あり。
会場:飯田文化会館ほか
お問い合わせ:いいだ人形劇フェスタ実行委員会(0265-23-3552)
岡山県邑久町 8月19日、20日
●喜之助フェスティバル2000 邑久
糸あやつり人形師、竹田喜之助の業績を後世に伝承し、地域文化の発展に貢献することを目的に開催される。「喜の会」(東京)、人形劇団「かじまやぁ」(沖縄)等、日本各地から14の人形劇団(内、地域サークル5団体)が参加。
会場:邑久町立中央公民館ほか
お問い合わせ:喜之助フェスティバル実行委員会(0869-22-1111)