●平成12年度市町村立美術館等活性化事業開催地決定
地域創造では、市町村立美術館等(博物館、その他の展示スペースを含む)の利活用の活性化を目指し、平成11年度より「市町村立美術館等活性化事業」を実施しています。都道府県域を越えた複数の市町村立美術館が共同で企画・巡回する展覧会に対し助成を行うもので、情報交換によるノウハウの取得、職員のプロデュース能力の向上を図るものです。単なる巡回展示事業ではなく、実施館がノウハウを蓄積しながら、都道府県域を越えたネットワークを構築できる機会となればと考えています。
平成12年度は、第1回市町村立美術館等活性化事業岡山県立美術館・鹿児島市立美術館所蔵作品共同巡回展「明治・大正/日本洋画の青春」(仮称)を岡山県成羽町美術館(10月5日~11月5日)、尼崎市総合文化センター(11月11日~12月3日)、天童市美術館(12月9日~12月23日)の3会場で開催する予定です。黒田清輝の「雪景」(鹿児島市美所蔵)、満谷国四郎の「裸婦」(岡山県美所蔵)などの素晴らしい作品約50点を展観します。
◎13年度市町村立美術館等活性化事業実施館募集
平成13年度事業については、当財団に県立美術館および市町村立美術館の職員によって構成される「市町村立美術館等活性化事業企画検討委員会」を設置し、事業の企画、本事業の現状と課題について美術館の立場としての検討を進めています。概要がまとまりましたら、当レターにてご案内させていただきます。
この事業について関心をおもちの美術館等の担当者は、資料を送付いたしますので、お問い合わせください(申込締切は原則として7月末日)。積極的な参加をお待ちしております。
◎対象団体・支援措置等
[助成対象]都道府県域を越えた複数の美術館等(市町村立の美術館等、公益法人が管理運営する美術館等)で構成する実行委員会
[対象事業]実行委員会を構成する美術館等が所有する美術品、または、それらの美術館等以外の美術等(民間、個人含む)が所有する美術品を巡回展示する事業
[助成期間]単年度
[助成額]1実行委員会当たり1000万円が上限
[申込締切]原則として7月末日