講座・シンポジウム
●日本アートマネジメント学会 第1回全国大会開催
基調講演とシンポジウム、4つの分科会を開催。分科会テーマは「ア─ト・マーケティング」「政策・施策・事業の評価指標づくり」「コミュニティ・アートマネジメント」「エデュケーション/アウトリーチ」。学会員以外の方の参加も歓迎。
[日程]11月20日
[会場]仙台市太白区文化センター「楽楽楽ホール」
[問い合わせ]東北大学建築学科建築計画研究室内(担当:坂口)
Fax. 022-217-7882 sakaguti@tjogi.pln.archi.tohoku.ac.jp
●第1回国際劇場経営セミナー・シンポジウム
英国の地域劇場の経営、マーケティング、教育ほかの専門家を招いたセミナーとシンポジウム。
【セミナー】全12講座
[日程]2000年1月19日~22日
[定員]20名×2クラス
[申込締切]12月8日
【シンポジウム】「行政と民間の新しいパートナーシップ─公設民営地域劇場の可能性」[日程]1月23日
[定員]120名
[申込締切]12月28日
[会場]セゾン文化財団森下スタジオ
[問い合わせ]舞台芸術環境フォーラム地域演劇マネジメントセンター(代表 衛紀生) Tel. 03-3466-0552
トピックス・募集
●トピックス
サイトウ・キネン・フェスティバル 松本冬の特別公演開催
サイトウ・キネン・オーケストラが松本と東京で「冬の特別公演」を開催。小澤征爾指揮により、マーラー/交響曲第2番「復活」を演奏する。前売り開始10月30日。
[日程]12月31日(長野県松本文化会館)、1月2日、3日、5日(東京文化会館)
[問い合わせ]サイトウ・キネン・フェスティバル松本実行委員会 Tel. 0263-39-0001
●募集
横浜アートLIVE記念・第2回横浜戯曲大賞・募集
横浜で新しい演劇を創造することを目指し、創作戯曲を募集。対象は、横浜を題材にした未発表の作品。
[応募締切]2000年1月末日
[問い合わせ]社団法人横浜演劇研究所 Tel. 045-261-4866
●募集
第6回酒田市土門拳文化賞公募
国内のアマチュア写真家を対象とした文化賞。対象となる作品は、1テーマ3枚以上30枚以内で構成される組写真。
[応募締切]2000年1月末日
[審査員]岸哲男(二松学者大学名誉教授)、長野重一(写真家)、江成常夫(写真家)
[問い合わせ]財団法人土門拳記念館文化賞事務局 Tel. 0234-31-0028
●募集
第16回名古屋文化振興賞
作曲(室内楽)・戯曲・評論の創作作品を募集。国籍、居住地、年齢等不問。入選作1点に対し、賞状・副賞30万円を授与。
[審査員]作曲部門:池辺晋一郎、外山雄三、三善晃 /戯曲部門:加藤直、如月小春、ふじたあさや /評論部門:清水良典、中原佑介、森卓也
[応募期間]11月11日~12月1日
[問い合わせ]名古屋市文化振興事業団 Tel. 052-265-2141
●リレートーク
ホール職員の素顔とエピソードをご紹介するコーナー
リレー方式で全国のホール担当者をめぐります
ホールでやるべや!学校祭!!
朝日町サンライズホール 漢 幸雄
在職期間 : 5年11ヵ月 前職 : 総務課税務係 血液型B型
全校生徒44名の中学校が、サンライズホール全館を利用して学校祭を開催した。舞台はもちろん、展示やバザーなどのすべての日程である。生徒、教職員、ホール職員ががっちりスクラムを組んでの半月間。通常学校内で行われる練習も舞台を利用して本番と同様に行った。各学年では企画段階からそのほとんどを生徒たちの手で立ち上げ、教職員とホールは全面的にこれをバックアップするという状態。その結果、ダンスやSTOMP、芝居などを振付や脚本から演出まで生徒たちが考え抜いた。
試行錯誤や考えていることを具体化できないジレンマに生徒たちは苛立ち、経験不足から手順が悪くなることに大人たちは苛立つ。打ち合わせと練習を繰り返す中で、「生徒と先生」の関係が「スタッフとキャスト」の関係に変わっていることに当人たちは気づいていない。舞台に関するプランはホール側、委託しているプロの両方から提案され、さらに試行錯誤と手直しが重ねられ、その作業はゲネプロの段階までもつれ込んだ。数少ない生徒たちは、表方、裏方を1人何役もこなしながら、自分たちの本番を迎える。練習不足による不安、舞台袖で出を待ちながらの緊張。
公共ホールを利用してこのように学校行事を行う例が多いかどうかは知らない。ちなみにこの関係でホールが減免した使用料、プロのスタッフの委託料などは約70万円。子どもたちの満足感あふれる笑顔の代償としては格安だと思うがいかがだろう。
●サンライズホールのおすすめ公演
ウィーン・シュトラウス・フェスティバル・オーケストラ ニューイヤーズコンサート
ソリストに錦織健、澤畑恵美を迎えてのお楽しみコンサート。300席のホールでこんなことやっていていいのだろうかという感じです(2000年1月27日)
●朝日町サンライズホール
[開館]1994年
[施設概要]こだまホール300席/リハーサルルーム/展示室ほか
[所在地]〒095-0401 北海道上川郡朝日町字中央4038番地
◎次号登場者 駿馬のように地域住民を走らせてしまう北海道新冠町レ・コード館 堤秀文さん