講座・シンポジウム
●英国ロイヤル・ナショナル・シアター・ワークショップ
英国ロイヤル・ナショナル・シアターのエデュケーション部からワークショップリーダーを招き、一般、プロの俳優、教師を対象としたワークショップを行う。メンバーによるトーク「演劇と学校をつなぐ劇場」も実施。
［日程］11月3日～14日
［問い合わせ］世田谷パブリックシアター Tel. 03-5432-1525
募集・新刊・トピックス
●募集
静岡県舞台芸術センタースタッフ募集
財団法人静岡県舞台芸術センター（SPAC）が、芸術局スタッフを募集。制作部、舞台創作部、演技部（俳優）、いずれも若干名。SPACは、専属劇団と舞踊団を擁し、鈴木忠志芸術監督のもと、創造・上演活動を行う文化事業財団。
［応募締切］11月25日
［問い合わせ］SPAC芸術局スタッフ募集係 Tel. 054-203-5730
●募集
KOGANEZAKI・器のかたち・国際ガラス展
現代ガラス作品を収集展示する静岡県賀茂村「黄金崎クリスタルパーク」が、“器のかたち”をテーマとしたガラス作品の国際公募展を実施。大賞賞金100万円。審査員は藤田喬平（ガラス造形作家）ほか。
［応募締切］10月31日
［問い合わせ］黄金崎クリスタルパーク内・ガラスミュージアム国際ガラス展係 Tel. 0558-55-1516
●新刊
21世紀の地域劇場
清水裕之（名古屋大学教授、建築家、劇場計画者）著。世田谷パブリックシアター、彩の国さいたま芸術劇場ほか、筆者が実際に構想・計画に関わった事例を中心に紹介しながら、地域の舞台芸術環境整備に積極的に関わっていく“パブリックシアター”としての文化施設の理念、空間、組織、運営を提案する。鹿島出版会発行。定価3700円。
●トピックス
よこはま市民メセナ協会シンポジウム
9月4日、横浜美術館レクチャーホールにて「よこはま市民メセナ協会」が企画した「横浜の文化を元気に！市民と行政がおもいきり語り合うシンポジウム」が開催され、約120人の市民が参加した（共催：横浜市）。「よこはま市民メセナ協会」は、横浜の文化芸術の支援・活性化を目的に活動するボランティア団体。シンポジウム前半は、市民活動事例報告とミニコンサート。後半のパネルディスカッションでは、横浜市の生涯学習担当者と市民文化活動グループ代表が、市民が主体となった文化事業の企画・運営の在り方について活発な論議を繰り広げた。
●リレートーク
ホール職員の素顔とエピソードをご紹介するコーナー
リレー方式で全国のホール担当者をめぐります
「つなげ役」として9年。いまから、ここから。
財団法人門川ふるさと文化財団事務局長 河野眞一
ラグビー歴35年、体育指導員歴19年、清掃工場長12年。血液型A型
芸術文化・スポーツに親しむ機会が全国津々浦々に広がってきた中で設立された門川ふるさと文化財団が、地域と芸術文化・スポーツの「つなげ役」を宣言して早くも9年。行政の文化化は法・制度の整備が希薄な中、全国の関係者の日夜の労苦も偲ばれます。
私は、運営に携わってすぐに、地域のホールへの期待の大きさを痛感し、芸術文化・スポーツと地域の「つなげ役」に徹するべく、3期15カ年計画で、最初の5年間は「事務の確立」、現在が「地域との連携」、その後は「地域・人が主役」のホール運営を自らの目標と定め取り組んでおりますが、すでに地域の方々の実行委員会などの主体的活動も見え始めてきました。今後も地域との連携を図り、財団事務局が地域住民の事務所となった時、「つなげ役」には新たな機能が求められてくることでしょう。
93年からは東九州の10館により C-WAVEネットワークを設立。招聘コストの軽減やスタッフ不足の間接的補完、職員の学びの場として協働中です。今年11月には地域創造助成による二人芝居「四季『夏』」を行いますが、5会場で使用可能なチケットを発行するなど、新たな実験もスタートさせました。招聘事業を地域住民の心豊かなライフスタイルづくりの支援、主体的文化活動活性化のための一手段ととらえ、幼児期からの芸術文化体験、地域文化リーダー育成にも積極的に取り組みたいところです。
●C-WAVEネットワークのおすすめ公演
宮崎県出身の劇作家、山崎哲・作「四季『夏』」を11月に、ネットワーク5会場で公演。
●門川ふるさと文化財団
〒889-0600 宮崎県東白杵郡門川町南町1140-8 C-WAVEネットワーク事務局 Tel. 0982-63-0002
◎次号登場者 北海道からいつも新鮮な情報を九州に送ってくれる朝日町サンライズホールの漢幸雄さん