一般社団法人 地域創造

公共ホール音楽活性化事業開催ホール募集

●平成12年度「公共ホール音楽活性化事業」開催ホール募集中

 

 平成12年度公共ホール音楽活性化事業開催ホールを現在募集中です。ご関心をおもちのホール等には、詳しい資料をお送りしますので、担当までお問い合わせください。募集締め切りは9月30日(木)です。

 

◎公共ホール音楽活性化事業とは

 

 地域においてクラシック音楽を身近なものとするため、演奏家を公共ホールなどに派遣し、地域と共催で地域との交流を図るプログラム(ワークショップや出前ミニ・コンサートなど)とコンサートを実施するというものです。派遣されるのは、オーディションにより選ばれた地域創造登録アーティストです。特徴は以下のとおり。

 

【コーディネーターによるサポート】

 

 公演費用の支援のみならず、企画制作の面で、現役のプロデューサーなどの専門家がコーディネーターとして、開催ホールをバックアップします。コーディネーターは、児玉真(カザルスホール・チーフプロデューサー)、箕口一美(カザルスホール・プロデューサー)、能祖將夫(青山劇場・青山円形劇場演劇プロデューサー)、室住素子(オルガニスト・杉原音楽教育研究所所長)、吉本光宏(ニッセイ基礎研究所主任研究員)、楠瀬寿賀子(津田ホールプロデューサー)、津村卓(地域創造プロデューサー)ほかです。

 

【研修会の開催】

 

 その一環として、開催ホールの担当者を対象に事前研修会を開催します。今年度は、5月12~13日の3日間、東京・中野(中野サンプラザ、なかのZERO)で開催しました。研修会では、これまでの開催団体の担当者・出演アーティスト等による事例紹介、教育普及活動の先進国であるアメリカの事例などをビデオやスライドを使い説明。最終日には、それらを参考に、参加者が具体的な事業プランを作成しました。

 

【アーティストによるプレゼンテーション】

 

 さらに、この事業の大きな特徴は、実際にアーティストのプレゼンテーションを聴いた上で、出演アーティストが決定できることです。これは全体研修会の一環として開催されます。今年は、9人がトークなどを織り込み、演奏を披露。このプレゼンで出演者が確定するとあって、参加ホールもアーティストも真剣そのもの。その後には交流会もあって、アーティストの人柄に触れられる貴重な機会となっています。

 

◎地域での具体例

 

 参考として、平成10年度の小出郷文化会館の企画をご紹介します。小出郷文化会館では、「生の楽器のいい音と出合う場をつくる」というコンセプトのもと、ヴァイオリニストの白石禮子さんを迎え、ホールでのコンサート、温泉ロビーコンサート、学校訪問コンサートの3つの企画を実施しました。学校訪問コンサートでは、お話と演奏に加え、ヴァイオリンに実際に触れられるミニ・レッスンを行い、大好評を得ました。最終日のホールでのコンサートには、学校訪問コンサートが楽しくて、親と一緒に来たという子どももいて、大人以上に集中して聴き入っていた様子。コンサートと関連事業の相乗効果もこの事業の狙いの一つ。各地でさまざまなプログラムが生まれています。

 

◎事業概要

 

[事業名]公共ホール音楽活性化事業
[主催]地方公共団体、公益法人等(都道府県・政令市を除く)
[共催]財団法人地域創造
[制作協力]社団法人日本クラシック音楽マネジメント協会
[実施時期]平成12年8月~平成13年3月
[実施会場]地域の公共ホール等
[演奏者]当事業について地域創造が登録したアーティスト
[支援措置]演奏家の出演料、公演に係る旅費等の全部及び関連事業開催に係る経費の一部を財団法人地域創造が負担。また、公共ホール担当者を対象とした研修会を財団法人地域創造が実施します。
[募集締切]9月30日(木)

 

●公共ホール音楽活性化事業に関する問い合わせ
芸術環境部 稲葉岳・宮地俊江
Tel. 03-5573-4064 Fax. 03-5573-4060

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