専門家によるナビゲーションをさらに充実
今年も、8月31日、9月1日の2日間にわたり、東京国際フォーラムを会場に「芸術見本市」を開催します。 1995年度にスタートした芸術見本市も今年で4回目。今回は、参加者のニーズを把握するため、公共ホール約1200館に事前アンケートを実施しました。ホールの皆様にお寄せいただいたこの貴重なデータをもとに、より充実した見本市を目指して準備を進めております。ビジター登録の締め切りは8月20日。皆様のご参加をお待ちしています。
●「ナビゲーター」が参加者を案内
芸術見本市の主会場は、多彩な芸術文化関係の団体のブースが並ぶブース会場(展示ホール)です。今年も、全国の公立・民間ホール、国内のフェスティバル、助成団体、アートカンパニー、海外の見本市・フェスティバルなどの多彩な展示ブースが出展される予定です。生の情報を比較検討しながら、その場で制作担当者などと具体的な情報交換をすることが可能な場となります。将来の事業計画のヒントを得たり、舞台芸術の最新の情報を知るため、積極的にご活用ください。
さらに、「限られた時間の中で、効率よく必要な情報を入手したい」「情報が盛りだくさんすぎて…」という参加者は、「ナビゲーション・システム」をご活用ください。これは、実行委員会の委嘱する各ジャンルの専門家が、参加者の「こんなフェスティバルを実施したい」「こんな団体を探している」という相談を受けながら、内容に応じて出展団体を紹介、アドバイスをするというもの。今回は、佐藤まいみ(神奈川芸術文化財団プロデューサー)、高萩宏(世田谷パブリックシアター、ゼネラル・プロデューサー)ほか7名が参加者をご案内します。
また、よりライブの情報が欲しいという方は「ショーケース」も必見です。これは、ホールおよびブース会場内に設けられた特設ミニステージで、出展団体がパフォーマンス・プレゼンテーションを行うというもの。1団体約10~20分間で、作品のハイライト、エッセンスが次々に上演されます。
●今回のナビゲーター
佐藤まいみ(神奈川芸術文化財団プロデューサー)、佐東範一(JCDN設立準備室)、高萩宏(世田谷パブリックシアター、ゼネラル・プロデューサー)、田村光男(音楽プロデューサー、(株)ステーション)、津村卓(財団法人地域創造芸術環境部プロデューサー)、永利真弓(プロデューサー、(株)アン・クリエイティブ)、吉井省也(プロデューサー、(株)SAI)ほか
●地域創造の独自事業
見本市会期中には、主催団体などが企画する多彩なセミナー、シンポジウムも実施されます。地域創造は、社団法人全国公立文化施設協会との共催により、「市民参加」をテーマにしたシンポジウム(2部構成)を実施します。また、地域を拠点に活動する7劇団の主宰者による「地域と演劇」に関するシンポジウムも計画しています。内容詳細は下欄の通り。地方公共団体、公共ホールには7月下旬にご案内しますので、ご期待ください。
また、地域創造でもブース出展いたしますが、その場で、当財団の助成事業の相談なども随時受け付けていますので、こちらもぜひご活用ください。
●地域創造関連シンポジウム概要
◎「市民参加」をテーマにしたシンポジウム
[日時]8月31日(10:15~15:00)
[会場]東京国際フォーラムD501会議室
シンポジウムI「ホールにおける市民参加型事業(仮称)」
地域創造が、98年度に実施した「ホールにおける市民参加型事業に関する調査研究」の内容を踏まえ、各地で行われている「市民参加型事業」について、地域の事例を紹介し、現在の課題を明らかにした上で、今後ののぞましい事業のあり方を検討します。
[コーディネーター]吉本光宏(ニッセイ基礎研究所主任研究員)
[パネリスト]中村透(作曲家/シュガーホール芸術監督)、坂田裕一(岩手県演劇協会副会長)ほか
シンポジウムII「公立ホール運営への市民参加」
最近、「舞台に立つ」という形での参加にとどまらず、企画・運営の一部を市民が担うケースが増えています。その現状と、行政との役割分担など検討すべき課題について考えます。
[コーディネーター]千葉和廣(社団法人全国公立文化施設協会事務局長)
[パネリスト]桜井俊幸(新潟県小出郷文化会館館長)、辻野臣保(株式会社横浜フリエススポーツクラブ代表)、海藤経彦(ぴあ株式会社開発部長)
◎リージョナルシアターシリーズ・プレシンポジウム「1999 地域演劇事情(仮称)」
[日時]9月1日(12:30~14:30)
[会場]東京国際フォーラム 展示ホール内ミニステージ
[内容]地域創造では、今年、地域を拠点に活動、全国的にも注目を集めている7つの劇団による連続公演(日程:10月18日~31日、会場:東京芸術劇場)を企画しています。このシンポジウムでは、その7劇団の主宰者が一堂に会し、各地域の演劇事情を紹介するとともに、地域の公立ホールとの関係性について議論、提案します。 [パネリスト]長谷川孝治(弘前劇場主宰)、戸中井三太(劇団カタコンベ主宰)、はせひろいち(劇団ジャブジャブサーキット主宰)、土田英生(MONO主宰)、岩崎正裕(199Q太陽族主宰)、深津篤史(桃園会主宰)、泊篤志(飛ぶ劇場主宰)
●「芸術見本市」開催概要
名称:
Tokyo Performing Arts Market
第4回芸術見本市
[主催]第4回芸術見本市実行委員会
構成団体:
財団法人地域創造
国際交流基金
国際舞台芸術交流センター
[日時]1999年8月31日(火)~9月1日(水)
[会場]東京国際フォーラム 展示ホール他
[事業内容]
(1)ブース会場(展示ホール)での芸術文化関連団体によるプレゼンテーション 展示ブース、ビデオコーナー、 ON NETプレゼンテーション(出展登録団体の作品や活動をインターネットで紹介)など
(2)ナビゲーション・システム(出展者やビジターから寄せられた情報をもとにナビゲーターが助言)
(3)海外ゲストの招聘
(4)ショーケース(出展団体による約15分間の実演)
(5)芸術見本市ミーティング(出展登録者とビジターの交流会)
(6)セミナー、シンポジウム
出展登録料:¥45,000~
※利用形態により料金が異なります。
ビジター参加登録料:¥3,000(2日間共通)
申込み方法:所定の申し込み用紙に必要事項をご記入の上ファックスまたは郵送でお申し込みください。
●芸術見本市に関する問い合わせ
財団法人地域創造芸術環境部 細野・佐倉・稲葉
Tel. 03-5573-4069 Fax. 03-5573-4060
芸術見本市事務局
Tel. 03-3423-6235 Fax. 03-3423-7597