一般社団法人 地域創造

ステージクラフト報告

●「ステージクラフト~舞台技術ワークショップ」報告

 

 12月8日から11日まで、彩の国さいたま芸術劇場を会場に、財団法人地域創造と財団法人埼玉県芸術文化振興財団(彩の国さいたま芸術劇場)の主催で開催した舞台技術研修が終了しましたので、ご報告します。

 参加者は、7人の女性を含め、23歳~48歳の30人。研修は、彩の国さいたま芸術劇場が自主製作した演劇作品『夜明けに消えた』を取り上げ、事業の企画の立ち上げから、衣裳や舞台美術のプランづくりなどを学んだ後、照明、音響、舞台のパートに分かれ、リハーサル、舞台稽古、解体作業までを実際に体験しました。単なる技術の修得にとどまらず、公立ホールにおける創造活動の一連の流れを学習することができました。

 

 また、公立ホールでの舞台技術スタッフの仕事に関するパネルディスカッションでは、地域で劇場が担う役割を果たしていくためには、ハードウェア、ソフトウェア、ヒューマンウェアが一体となって機能する必要性とそのための職能について述べられ、あらためて、公立ホールの舞台技術部門のあり方を考える機会となったのではないでしょうか。

 

●「ステージクラフト~舞台技術ワークショップ」概要
[日程]12月8日(火)~11日(金)
[会場]彩の国さいたま芸術劇場
[コーディネーター]高萩宏(財団法人埼玉県芸術文化振興財団参与)、米田耕一郎(財団法人地域創造芸術環境部長)
[講師]立木定彦(財団法人埼玉県芸術文化振興財団参与)、草加叔也(劇場コンサルタント)、原田一樹(演出家)、松野潤(舞台美術家)、藤井百合子(舞台衣裳家)、彩の国さいたま芸術劇場技術課スタッフの皆さん

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