ネットワーク・トピックス
●募集
英国コミュニティ・アート研修（＆視察）ツアー参加者募集
イギリスの美術館やアート・センター、芸術団体のコミュニティ・アート・プログラムについて、現地で学ぶ短期海外研修ツアー。訪問予定先（プログラム）は、アルバニー・アート・センター、イングリッシュ・ナショナル・オペラ提供のオペラ・ワークショップほか。
［問い合わせ］ミューズ・カンパニー Tel. 03-3479-8535
●募集
北の戯曲賞
「道」をテーマとした創作戯曲を募集。大賞50万円。
［選考委員］倉本聰、衛紀生、鐘下辰男、鈴木喜三夫、原子修
［応募締切］11月30日
［問い合わせ］北海道文化財団「北海道戯曲コンクール」係 Tel. 011-272-0501
●募集
第15回名古屋文化振興賞作品募集
作曲・戯曲・評論の創作作品を募集。国籍、居住地、年齢等不問。入選作1点に対し、賞状および副賞として30万円を授与。
［審査員］1）作曲部門：池辺晋一郎、外山雄三、三善晃 2）戯曲部門：加藤直、こばやしひろし、ふじたあさや 3）評論部門：清水良典、中原佑介、森卓也
［応募期間］11月11日～12月1日
［問い合わせ］財団法人名古屋市文化振興事業団 Tel. 052-933-2678
●報告書
「街づくり」による地方都市振興方策調査報告書
ケーススタディとして福岡・熊本を取り上げ、地方公共ホールをめぐる鑑賞事業の構造を、ホール・地方の事業者・中央の事業者・チケット流通・マスコミ・タウン情報誌などへの多角的なヒアリングをもとに総合的に分析し、ホール及び地域の文化関連産業の活性化のための各主体の連携方策を提案している報告書。クラシック音楽、ポピュラー音楽公演を主な対象としている。10月中旬完成予定。Ａ４版80頁程度。
［問い合わせ］国土庁地方振興局地方産業振興室 Tel. 03-5510-8055 担当：早坂昌彦
●報告書
トヨタ・アートマネジメント講座美術編・福岡セッション報告書
96年10月に福岡で開催されたトヨタ・アートマネジメント講座美術編「アートは社会とともに始まる」の報告書が発行された。美術館教育の専門家福のり子氏の講演とワークショップ実録、ミュージアム・シティ・天神のワークショップ事例報告などを収録。
［問い合わせ］福岡県立美術館 Tel. 092-715-3551 担当：川浪千鶴
●リレートーク
ホール職員の素顔とエピソードをご紹介するコーナー
リレー方式で全国のホール担当者をめぐります
オープン直前の舞台裏！！
愛知県豊田市 豊田市コンサートホール・能楽堂 杉浦隆伸
在職期間/ 2年6カ月、前職/ 広告代理店勤務、血液型B型
11月3日の文化の日に、自動車の街、愛知県豊田市にコンサートホールと能楽堂がオープンいたします。ただいま準備真っ最中！ 今回は、オープニング準備のウラ話を聞かせてほしいという意地悪なリクエストでしたので、そのことに少しふれてみます。以前からステージラボなどさまざまな研修に参加したり、全国のホールや能楽堂を視察させていただきましたが、お会いしたホールの担当者の皆様から、「オープン直前は睡眠3時間ぐらいだったよ」「目が充血してきて、茫然としてくるよ」「身体だけは気をつけてくださいね」などなどステキな励ましと脅かし（？）のオコトバをたくさんいただきました。そして今、そのコトバどおり、オープニングの宣伝やチケットの発売に始まり、友の会発足、音響テスト、利用受付開始、ホールパンフや記念誌の作成、備品搬入、ピアノ搬入など、やたらに忙しくなってきました。
5月に早々と新しいホール事務所に引っ越したのですが、ハード面もすんなりとはいきません。冷房を入れたら暖房になる、カーペットが盛り上がる、カギが反対側に付いている、トイレの水がセンサーに反応しない、ライトが切れているなど、「なんでこうなるの」ということが続出。そのつど改修をしてきました。無事オープンに漕ぎ着けられることを祈るのみです。
どこかのホールの方の、「夏が過ぎて、気が付くとオープンが目前に迫ってきてますよ」という言葉を今思い出します。これからが正念場というまるで受験生のような気分ですが、オープニングに携わることができるのもおそらく一生に一度あるかないかでしょうから、なんとかいい仕事にしたいと思っています。
●豊田市コンサートホール・能楽堂お勧め公演
オープニング公演は、日本初来日の米国デトロイト響（ネーメ・ヤルヴィ指揮／11月20日、21日）や、能楽の人間国宝総出演（11月14日）という全国初の企画などユニークな事業を多数予定。ご注目ください。
●豊田市コンサートホール・能楽堂
［開館］1998年11月3日
［施設概要］コンサートホール（1004席）、能楽堂（458席）
［所在］〒471-0025 愛知県豊田市西町1-200 Tel. 0565-35-8200
◎次号登場者 ⇒ 熊本県立劇場 猿渡伸之さん