ネットワーク・トピックス
●募集
第18回現代日本彫刻展作品募集
99年秋開催の第18回現代日本彫刻展開催にあたり、模型作品を公募。テーマは「爽(湖とモニュマン)」。大賞(宇部市賞)は賞金500万円。受賞作品の一部は宇部市が購入、市内に設置。
[出品申込書提出期限]10月26日
[問い合わせ]〒755-0001 宇部市大字沖宇部254 ときわ湖水ホール内「現代日本彫刻展事務局」 Tel. 0836-51-8518
●その他
CD-ROM「ワークショップラボ」発行
美術からエコロジーまで、22の多様なワークショップの事例を収録したCD-ROMが発行された(大月ヒロ子監修/美術館メディア研究会編)。定価3000円(税別)。主な収録ワークショップは 1)漂流教室/京都国立近代美術館 2)遊興の建築/世田谷美術館 3)ウシのワークショップ/埼玉県こども動物自然公園ほか。
[問い合わせ]大日本印刷株式会社ICC本部「美術館メディア研究会」事務局 Tel. 03-5568-8026
●リレートーク
ホール職員の素顔とエピソードをご紹介する新コーナー
リレー方式で全国のホール担当者をめぐります
はらはら・どきどき・わくわく・現代美術はス・ゴ・イ! そしてイ・タ・イ!
岐阜県上石津町 日本昭和音楽村 江口夜詩記念館 辻下尚毅
在職期間/4年5カ月、前職/上石津町役場企画開発課、血液型AB型
音楽村では3年前から現代美術作家藤浩志さんのプロデュースで現代美術に取り組んでいます。今年は岐阜県がマルチメディアの専門家を育成するために設立した「国際情報科学芸術アカデミー」の学生がコンピューターを駆使し「音」をテーマに、映像インスタレーション・ワークショップ・ライヴパフォーマンスを開催しました(8月1日~9日)。制作過程でプランの変更や試行などが多々あり、公共施設の担当者泣かせ?といわれる現代美術。過去2回の開催でたいていのことには驚かなくなっているつもりでしたが、今回は飛び出すアイデア・持ち込む機材、それは驚くものばかり。その上開催直前のもろもろのトラブルでチラシのあがりが開催の1週間前…。非常事態の中でなんとか開催日を迎えました。2日目、帯状ほう疹発病!点滴を打ちながら激痛に耐える反面、彼らと毎晩遅くまでセッティングやリハーサルの楽しい日々。はらはら・どきどき・わくわく・チクチクの1週間でした。
マルチメディアを使った映像と音響、空間を超えたライブ。彼らの、既成の概念にとらわれない自由な発想と表現は、現代美術という呼び方さえも、もう当てはまらないのかもしれません。ロックもクラシックもワールドミュージックも素晴らしいけれど、現代美術には無限の可能性を感じます
●日本昭和音楽村お勧め公演
日本を代表する弦楽四重奏団ハレー・ストリング・クァルテットがやってきます(11月15日)。
●日本昭和音楽村
[開館]1994年
[施設概要]江口夜詩記念館音楽ホール249席/イタリアンレストラン/コテージ3棟(8名1棟)/カナディアンカヌー施設
[所在]〒503-1632 岐阜県養老郡上石津町下山2011
◎次号登場者 ⇒ 豊田市コンサートホール準備室 杉浦隆伸さん