ネットワーク・トピックス
●ネットワーク
仲道郁代の音楽学校 '98 ーRoad to クラシックー
演劇の要素を取り入れながら、クラシック音楽の楽しみを伝えるコンサート。ピアニストの仲道郁代が、女優の山下千景を聞き手に作曲家や演奏家の想いについて語る前半と、後半のミニ・コンサートの2部構成。96年にスタート。毎年新しい内容・構成で開催され、今年で3回目。
[会場/日程]港南区民文化センター/8月21日、大野城まどかぴあ/8月23日、アクトシティ浜松/8月24日、旭川市大雪クリスタルホール/8月27日ほか全国10会場
●ネットワーク
「なぜ、これがアートなの?」展
印象派から、ビデオ・インスタレーションまで幅広い作品群によって、現代美術を見ることの楽しさを伝ようという企画展。豊田市美術館、川村記念美術館、水戸芸術館現代美術センターの3館が共同で企画。共通の出品作品に加え、各館ごとに独自の作品を加えた展示となる。展覧会に併せて、学校の先生のための鑑賞授業用教材を制作し、各地域で学校との連携による普及プログラムを展開する。
[会場/日程]豊田市美術館/7月21日~9月23日、川村記念美術館/10月8日~12月6日、水戸芸術館現代美術センター/12月19日~99年3月21日
●募集
『出雲阿国(いずものおくに)』脚本募集
大社町を拠点に活動するアマチュア劇団「阿国座」創立10周年、大社町町立文化会館(仮称)竣工記念事業として、『出雲阿国』を題材にした脚本を募集。未発表のオリジナル作品に限る。大賞1編50万円。
[審査員]川邊一外(元松竹シナリオ研究所所長・作家)、山田太一(作家)ほか
[応募締切]12月20日
[応募先]劇団「阿国座」脚本募集係 〒699-0711 島根県簸川郡大社町大字杵築南840-1
[問い合わせ]Tel. 0853-21-5893
●募集
1998年秋吉台建築アカデミー受講者募集
滞在型芸術活動の拠点として8月にオープンする秋吉台国際芸術村では、若手芸術家や芸術家を目指す人の育成を目的として、短期の滞在型セミナー「秋吉台芸術アカデミー」を創設。その第1弾として、9月に「建築アカデミー」を実施。講師は芦原太郎、小川晋一、北山恒ほか。現在受講生を募集中。そのほか、98年度は演劇セミナー、チェロセミナー、打楽器セミナーを開講予定。
[建築アカデミー応募締切]8月14日
[会期]9月15日~19日
[問い合わせ]〒754-0511 山口県美祢郡秋芳町秋吉中山田50番 秋吉台芸術村
Tel. 08376-3-0020(8月上旬以降)08376-2-1333(7月下旬まで)
●新刊
「世界劇場会議 国際フォーラム '98 論文・報告集」
国内外の劇場関係者により、今年2月に開催された「世界劇場会議 '98」の論文・報告集。講師陣による論文と、当日のディスカッションの模様を収録。A4判194頁、5000円(送料別)。
[問い合わせ先]世界劇場会議名古屋事務局 Tel. 052-934-1452
●トピックス
美術館プロデュース「水辺の情景」CD出版
高知県立美術館プロデュースによる環境音楽CD。「水の庭園」をもつ高知県立美術館に相応しい環境音楽の作曲を高知で活躍する作曲家武中淳彦に依頼。1200円(税込み)。
[問い合わせ]高知県立美術館 Tel. 0888-66-8000
●リレートーク
ホール職員の素顔とエピソードをご紹介する新コーナー
リレー方式で全国のホール担当者をめぐります
やっぱり打ち上げが楽しいー
北海道音更町 音更町文化センター 佐藤直樹
在職期間/4年4カ月、前職/教育委員会社会教育課、血液型A型
思い出に残っているのは、96年に行った白石加代子さんと武田真治さんの「身毒丸」全国ツアー最終公演の打ち上げ。この時来町したスタッフ・キャストは総勢70名で、3日前から仕込みにかかりました。何しろ大変な人数なので、経費節約のためボランティアのお母さん達が炊き出し部隊として活躍。かぼちゃ団子やいももちなど北海道の田舎料理もあって、スタッフの方に好評でした。舞台の方は、仕込み中救急車が出動したり、火の粉が降る演出があったり、冷や汗ものの場面も多かったのですが、立ち見も出て大成功でした。そして打ち上げ! 本州からアーティストが来たときは必ず連れていくジンギスカンのお店を占拠。最終公演のため演出の蜷川さんもいらして、ものすごく盛り上がって楽しかったですね。
●音更町文化センターお勧め公演
民俗音楽のコンサートを去年から開始。今年はブータン唯一のプロ楽団(写真)がやってきます(8月28日)。
●音更町文化センター
[開館]1986年
[施設概要]大ホール1022席/小ホール346席
[所在]〒080-0302 北海道河東郡音更町(おとふけまち)木野西通15-8
◎次号登場者ご紹介 ⇒ 岐阜県上石津町日本昭和音楽村辻下尚毅さん。