10月31日まで平成10年度事業の申請受付
●平成10年度地域の芸術環境づくり支援事業助成要綱決定・申請受付開始
財団法人地域創造では、地方公共団体などが自主的に実施する、創造的で文化的な芸術活動の環境づくりに関する事業に対して財政的な支援を行っています。平成10年度においても引き続き支援を行うため、「平成10年度地域の芸術環境づくり支援事業」として助成要綱を策定しました。
内容は、平成9年度の要綱をベースとしながら、より効果的な支援を目指して、いくつかの変更を加えました。
今回は、特に、この支援事業の趣旨と主な変更点について、お知らせします。
●支援事業の趣旨
この支援事業の趣旨は、ア)長期的な芸術環境ビジョンをもち、事業運営等に顕著な工夫がなされ、段階的、継続的に行われるとともに、各地の関係者の参考となるよう当該事業の内容、運営方法等の情報を全国に発信する事業、イ)3以上の地方公共団体等が連携し、事業費の効率化やノウハウの交流をはかりながら取り組む事業、ウ)地域の人々の参画を得て芸術に対する理解と共感を広げる事業、エ)公立文化施設等の企画運営に携わる地方公共団体等の職員に実践的な研修の場を提供する事業、などを支援することにより、地方公共団体等の自主事業のプロデュース能力の向上や公立文化施設の利活用の活性化を促し、地域の人々が多彩な芸術活動を享受できる環境づくりに寄与することです。
なお、この事業の対象となるのは、「地方公共団体」及び「地域における芸術創造活動の振興に資することを目的として地方公共団体との関連を有しながら設立された公益法人」が企画、制作する事業に限ります。
●主な変更点など
○入場料・参加料の単価について
公演・展覧会等の開催に際して徴収する入場料・参加料の単価について、従来は助成対象事業経費の原則として2分の1を超えないように設定することとしていましたが、鑑賞者の負担の割合は、地域における芸術環境と密接な関連を有しており、事業のプロデュースにあたっての重要な要素であることから、実施団体が地域の芸術環境を勘案して、適正な額を設定することとしました。
この際には、従来と同じく、席数の3分の2程度の入場率を確保することも考慮していただきますようお願いします。
●申請方法
要綱を8月上旬に各地方公共団体(市区町村には都道府県を通じて)に送付していますので、10月31日までに当財団へ申請書を提出してください。なお、市区町村、公益法人が申請する場合は、都道府県を経由して提出してください。
●支援事業に関する問い合わせ
総務部振興助成課 上野・御園生・折居
Tel. 03-5573-4050
平成9年度における助成申請受付・決定状況
|
|