一般社団法人 地域創造

公共ホールネットワーク活動調査協力のお願い

 財団法人地域創造では、今年度の調査研究事業のひとつとして、「公立ホールにおけるネットワーク活動に関する調査研究」を実施します。

 

 最近、事業の共同制作、広報の協力、定期的な情報交換会の開催など、公立ホール同士が相互に連携・協力関係をもつ動きが目立ちます。これは、近隣の館同士による企画のバッティング防止、出演者などとの直接交渉による費用の低廉化、情報の交換によるノウハウ取得、職員のプロデュース能力の向上など、さまざまな利点があるためで、こうしたネットワーク活動は公立ホールが地域で活躍する上で今後も重要な役割を担うと考えられます。

 

 この調査研究は、公立ホールが関わるさまざまなネットワーク活動の現状と課題を把握し、実りのあるネットワーク活動を構築するための方策をまとめようとするものです。調査を進めるにあたっては、有識者からなる研究会を組織して、調査の枠組みやネットワーク活動に対する課題、方策などに関して討議を行う予定です。

 

 また、活動の実態を把握するため、8月には当財団が抽出した公立ホール等(*)に対して、アンケート調査を実施します。その結果を踏まえ、特徴的な活動に対してはヒアリング調査を行います。調査の趣旨をご理解のうえ、ご協力をいただきますようお願いいたします。このほか、関連の資料を幅広く収集しておりますので、皆さんのホールが関わっているネットワーク活動やネットワーク会議に関する資料などがありましたら、当財団宛にお送りくださいますよう、あわせてお願いいたします。なお、調査の結果は報告書にまとめ、地方公共団体および地域文化施設などに配布する予定です。

 

* 都道府県および全国を広域市町村圏および大都市周辺地域広域行政圏単位で分割し、最も多い人口の市町村に所在するホールなど

 

 

●「公立ホールにおけるネットワーク活動に関する調査研究」研究会委員
佐藤信/世田谷文化生活情報センター シアターディレクター
丹羽正明/那須野が原ハーモニーホール館長 音楽評論家
児玉真/カザルスホールチーフプロデューサー
荒起一夫/財団法人吹田市文化振興事業団(メイシアター)事務局長
佐藤まいみ/財団法人神奈川芸術文化財団 プロデューサー
市山裕之/北九州市教育文化事業団文化事業課 主査

 

●調査研究に関する問い合わせ先
財団法人地域創造芸術環境部 研修・研究担当 望月勝司 Tel.03-5573-4069

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