●「ステージクラフト~舞台技術ワークショップ~」を新設
この度、財団法人地域創造では、これまで実施してきたステージラボに加えて、財団法人埼玉県芸術文化振興財団と共同で新たに「ステージクラフト~舞台技術ワークショップ~」と題した舞台技術研修を開催することになりました。
これは、全国の公共ホール・劇場で地域の芸術環境づくりに取り組んでいる職員の方(舞台技術職員、事業企画・制作職員)を対象としたもので、音響、照明、舞台制作などの舞台技術を中心に学んでいただく実践的なプログラムです。
会場は大、中、小ホールや練習場が完備した全国規模の設備を誇る「彩の国さいたま芸術劇場」であり、照明家の立木定彦氏(財団法人埼玉県芸術文化振興財団参与・元国立劇場舞台技術部長)をコーディネーターとして迎え、研修プログラムづくりにご協力いただいています。
研修期間は9月8日から11日までの4日間で、研修内容は、舞台技術の経験年数0年~5年程度の職員を念頭におき、下表のスケジュールを予定しています。ステージラボのようなコース分けはなく、前半はコーディネーターを中心に講師を交えながら進めるゼミ形式、後半が上演台本をもとに実際に舞台づくりの過程を学習する実習中心の構成になっています。実際に小ホールを使ってテクニカルリハーサル、ゲネプロ、成果発表、解体作業とまるで本番さながらの実習が行われる予定です。
今回の「ステージクラフト~舞台技術ワークショップ~」では、単なる技術取得の場に終わることなく、地域文化の活動拠点としての公共ホール・劇場がどうあるべきか、スタッフの機能や役割について、コーディネーターや講師と共に参加者が考えていく場、同じ立場にある参加者同士が相互交流できる場になるよう企画しています。地域創造としては初めて実施する舞台技術研修でもあり、是非とも皆様のご参加をお待ちしております。なお、最終的なプログラムは参加者の顔ぶれが決まった後、希望などを考慮した上で決定しますので変更の可能性があることをご了承ください。
[申込方法]
全国の公共ホール・劇場に直接、参加募集案内等を送付します。参加ご希望の方は、同封のアンケート用紙とともに参加申込書を7月10日までに当財団宛にご返送ください(募集案内等は、6月18日に送付済みです)。
●「ステージクラフト~舞台技術ワークショップ~」概要
[目的]公共ホール・劇場において、地域の芸術環境づくりに取り組む舞台技術又は事業企画・制作を担当する職員に対し、舞台技術に関する実践的な研修の場を提供することにより、地域における芸術環境づくりに取り組む人材の育成と相互交流(ネットワークの形成)を図る。
[主催]財団法人地域創造、財団法人埼玉県芸術文化振興財団(彩の国さいたま芸術劇場)
[共催]埼玉県
[開催期間]9月8日(月)~11日(木)の4日間
[会場]彩の国さいたま芸術劇場(埼玉県与野市)
[対象者]公共ホール・劇場で舞台技術または事業企画・制作に携わる職員(開催期間を通じて参加可能な方に限ります)
[定員]30人程度
[応募締切]7月10日
[コーディネーター]立木定彦(財団法人埼玉県芸術文化振興財団参与・元国立劇場舞台技術部長)
[参加者の決定] 募集締切後、応募状況、アンケートの記載内容などを考慮して参加・不参加を調整し、ご連絡いたします。
●問い合わせ先
財団法人地域創造 研修・研究担当
望月勝司 Tel. 03-5573-4069