一般社団法人 地域創造

アーツセンター情報

北海道・東北

 

●北海道積丹町
MY PLAZA しゃこたん(積丹町総合文化センター)
〒046-02 北海道積丹郡積丹町(しゃこたんちょう)大字美国町字船澗48-12
Tel. 0135-44-2111 [担当]能代谷教雄
96年11月7日オープン
ホールを中心とした複合文化施設。ガラス張りの前面が特徴。ロビーからはガラス越しに、一体整備された庭園の景色が楽しめる。ホールは、可動席により平土間にも可変できる多目的ホール。可動席設置時には、可動席と2階の固定席が連続する形になる。ほかに広い和室をもつ娯楽室や視聴覚室、創作活動室などを完備。オープニングでは、ラジオの公開番組が3本。加えて、札幌市で行われる「YOSAKOIソーラン踊り」の優勝チームや、交流関係にある高知県土佐山田町の和太鼓が参加する「太鼓と舞」などを実施する。
[ホール客席数]404席
[設計]北海道建築設計監理

 

 

関 東

 

●茨城県つくば市
つくばカピオ
〒305 茨城県つくば市竹園1-10-1
Tel. 0298-51-2886 [担当]石浜光男
96年8月1日オープン
学園都市の中心部に建設された、ホールとアリーナの複合施設。前面に大きな屋根に覆われた半屋外の広場が設けられているのが特徴。ホールは、バルコニー席を有する演劇向きの小ホール。アリーナは、体育利用が中心だが、舞台も有し、集会やコンサートなどさまざまな使い方が可能。このほか、大小のリハーサル室も完備し、市民の練習施設としても機能する。自主事業については、10月にパパ・タラフマラのダンス公演を実施したほか、劇団青年座、桂三枝の落語など、小ホール向きの公演を実施。また、施設の管理を行うつくば都市振興財団が補助するかたちで、筑波大生を中心とする実行委員会主催の演劇フェスティバルの会場としても利用された。
[ホール客席数]384席(ホール)、2736席(アリーナ)
[設計]谷口建築設計研究所
 
●東京都八王子市
八王子市南大沢文化会館
〒192-03 東京都八王子市南大沢2-27
Tel. 0426-79-2202 [担当]渡辺徳康
96年10月1日オープン
土地信託方式で整備した建物の一部に開設されたホール。市民センター、図書館、公民館、福祉センター、賃貸オフィスとの合築となっている。主ホールは、プロセニアム形式の多目的ホール。交流ホールは、円形のオープンステージで、さまざまな使い方が可能。このほか、リハーサル室、練習室、展示室などを完備。主ホールの柿落としは、イルカのコンサート。このほか、地元の南大沢管弦楽団や市内にある大学の吹奏学部が出演したコンサートなどを実施。管理・運営を行う八王子市文化振興財団が、市内の他の2つのホールと合わせて、自主事業の企画を立てていく。
[ホール客席数]500席(主ホール)、最大270席(交流ホール)
[設計]山下設計

 

 

北陸・中部

 

●山梨県都留市
うぐいすホール(都留市文化ホール)
〒402 山梨県都留市上谷1888-1
Tel. 0554-43-1515[担当]重原達也
96年11月3日オープン
都留文科大学の隣接地に建てられたホール。森に囲まれた豊かな環境に立地。大ホールは、優れた音響効果を持つ多目的ホール。他に、平土間にも可変する小ホールや、芝生席の屋外ステージなど。2室設けられた練習室は、地域住民の文化活動を活性化するため、使用料を無料としている。柿落としは、中村紘子のリサイタル。12月には、市内の合唱サークルを中心とする市民合唱団と、都留文科大学管弦楽団を中心とする市民管弦楽団が共演する市民『第九』演奏会を実施。また、市からの繰入金1千万円を原資として「うぐいす基金」を設置。この基金で購入した楽器を、1年間個人に貸与する「楽器貸与制度」や、企画を行うときに資金を貸し出す「企画準備費貸付制度」などを用意。
[ホール客席数]828席(大ホール)、300席(小ホール)、約300席(野外ステージ)
[設計]梓設計
 
●長野県箕輪町
箕輪町文化センター
〒399-46 長野県上伊那郡箕輪町(みのわまち)大字中箕輪10291
Tel. 0265-70-6601 [担当]竹村優
96年10月1日オープン
町の中心部につくられたホールと公民館の複合施設。赤れんがの外壁や植栽が施された屋根が特徴。ホールは、プロセニアム形式の多目的ホール。1階はすべて可動席で、平土間形式にも可変できる。このほか、公民館機能をあわせもっているため、研修室、学習室、創作室、和室が充実。施設のオープンに合わせて「社会教育登録制度」を設置しており、登録されたサークル・団体はこれらの部屋を無料で使用できる。オープニングは、子ども向けの人形劇や「日本の唄コンサート」など。また、1月から2月にかけて、ホールを平土間形式にして、「NHKスペシャル大生命展」を実施。世界の古代生物や化石の資料が展示される。
[ホール客席数]500席
[設計]梓設計名古屋支社

 

 

近 畿

 

●和歌山県田辺市
田辺市立美術館
〒646 和歌山県田辺市新庄町3558-1
Tel. 0739-24-3770 [担当]辰巳充
96年11月1日オープン
田辺市出身の故・脇村禮次郎氏の旧蔵品の寄託を契機に建設された美術館。建物は、ロビーを中心として放射状に5つの展示室を配するユニークなデザイン。うち3つについては、自然光を取り入れることも可能。収集方針は、紀州の文人画を中心とした近世・近代の文人画、郷土ゆかりの作家およびその周辺の作家の作品、自然に恵まれた田辺・紀南をイメージする優れた作品の3点。脇村氏が寄託した文人画では、紀州の三大文人画と言われた野呂介石、桑山玉洲、祇園南海の作品が揃っている。開館記念展は、「開花・隆盛期の文人画家と紀州の三大文人画家」と「日本近代洋画の諸相」の2部構成で実施。収蔵品の文人画に加えて、佐伯祐三、岸田劉生などの近代洋画を展示する。
[展示スペース]425m2
[設計]坂倉建築研究所大阪事務所

 

 

九州・沖縄

 

●福岡県中間市
なかまハーモニーホール
〒809 福岡県中間市大字中間5725-1
Tel. 093-245-8000 [担当]堤憲次郎
96年11月1日オープン
市街地の中心部につくられたホール。広い敷地を利用して、4つの棟に分けられた分棟式が特徴。大ホールは、常設の花道を持つプロセニアム形式の多目的ホール。音響的にも優れた効果を有する。小ホールは、小さいながらもプロセニアム形式の舞台を有する多目的ホール。客席部分は、可動席により平土間にも可変する。オープニングは、九州交響楽団、中村雅俊、津軽三味線など幅広いラインナップ。北部九州地域の7市町村がネットワークする劇団青年団の公演・創作劇発表も実施。来年度以降も、幅広く鑑賞事業を提供するほか、先述の北部九州ネットワーク会議が計画している「地域演劇アカデミー」にも参画。俳優、制作、裏方など、演劇をつくる人材の育成を通して、市民主体の文化創造の土壌を育てる。
[ホール客席数]748席(大ホール)、350席(小ホール)
[設計]石本建築事務所九州支所

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