一般社団法人 地域創造

関東

●彩の国さいたま アーティスト・イン・レジデンス(埼玉県川口市)
 
彩の国さいたまアーティスト・イン・レジデンス実行委員会
〒336 埼玉県浦和市常盤9-30-1
Tel. 048-824-0111 [担当]大越久子
川口市を舞台に行われるアーティスト・イン・レジデンス事業。埼玉県と川口市の共催事業で、今年が初めての試み。川口市は鋳物業に長い歴史をもつことから、鉄板を使った作品を制作する作家、ヴィリ・ヴァイナー(ドイツ)を招聘。市の鋳鉄会社が社屋の一部をスタジオとして提供する。滞在期間は今年の8月から来年の3月までの8カ月間。地域の人々と作家との間でじっくり交流を深めてもらうようなプランが用意されている。11月下旬には作家のアトリエ公開、レクチャー、交流会を予定。また、来年には制作された作品の展覧会を川口現代美術館において開催する。
 
[日程]~96年3月
 
●第8回新島国際ガラスアートフェスティバル(東京都新島村)

新島ガラスアートセンター
〒100-04 東京都新島村(にいじまむら)字瀬戸山122
Tel. 04992-5-1540 [担当]野田収
国内外の美術作家が1~2週間滞在し、作品制作のデモンストレーション、ワークショップ、スライドレクチャーなどを行う。今年で8回目。陶芸作家の川口淳がガラスを素材に作品を制作するほか、作品づくりに和紙などを取り入れるガラス作家黒木利佳、ガラス彫刻家ブリンヒルドル・ソルゲイルスドッティール(アイスランド)が滞在制作を行う。また、ガラスの中に絵を閉じこめた作品を制作するデヴィッド・ホッパー(アメリカ)によるグラスブローイングや、バーナーワーク作家サリー・プラッシュ(アメリカ)によるワイングラスのオブジェ制作など1週間の集中ワークショップを開催。最終日には地域の人々を含めパーティー、グラスオークションも行われる。 同センター内には、現在ある工房とギャラリーのほかに、これまでに集まった作品の展示館が来春オープンする。
 
[日程]11月18日~25日
[会場]新島ガラスアートセンター
 
●世田谷演劇工作房・第5幕「作業場のワークショップ」(東京都世田谷区)

文化生活情報センター開設準備室
〒154 東京都世田谷区三軒茶屋2-14-9
Tel. 03-5481-0261 [担当]杉本・川島
1997年オープン予定の文化・情報センターのプレ事業。初心者を対象とした計7日間の舞台技術のワークショップ。最終日には、プロのパフォーマー(俳優、ダンサーなど)を2~3組を招いて発表会を行い、一般に公開する。参加者は、まず音響、照明についての概論の説明を受け、パフォーマンスの舞台を見学。その後、音響、照明、舞台美術のグループに分かれ、話し合いながら発表会のプラン、スタッフの配置などを決めていく。区内3つのホールを会場に使用し、空間の違いを知ってもらいながらプランづくりを進める。コーディネーターは佐藤信(劇作家・演出家)、講師は市来邦比呂(音響家)、桑谷哲男(照明家)、島次郎(舞台美術家)。
 
[日程]96年1月13日~28日
[会場]上用賀アートホール、北沢タウンホール、砧区民会館
 
●陶の建物・陶による幾何学的構成(東京都渋谷区)

ギャラリー・TOM
〒150 東京都渋谷区松濤2-11-1
Tel. 03-3467-8102 [担当]山本ゆきみ
展示作品に自由に手で触れて鑑賞できる美術展。清水柾博とアレクサンダー・リクトフェルトによる、立方体を組み合わせるなどした陶を素材とした構築的な作品が展示される。ギャラリー・TOMは、視覚障害者が現・近代の優れた造形作品を鑑賞できるように1984年開設されたギャラリーで、常設展、企画展のほか「TOM賞」を設け、隔年で全国の盲学校から作品を募り展覧会を開催している。そのほか、ワークショップやコンサートも行っている。
 
[日程]10月21日~11月26日
[会場]ギャラリー・TOM
 
●BeSeTo演劇祭 '95(東京都内)

BeSeTo演劇祭実行委員会
〒161 東京都新宿区下落合2-14-19-302
Tel. 03-3951-5706 [担当]重政良恵
中国、韓国、日本の3カ国が共同して開催するアジアを中心とした国際演劇祭。「BeSeTo」とは、Beijing(北京)、 Seoul(ソウル)、 Tokyoの略称。第1回は94年、韓国ソウルで開催、今年は第2回目となる。3カ国の作品を上演するだけでなく、台詞を介さない舞台である太田省吾作・演出の『水の駅-2』を日中韓の俳優が共演。身体的、演劇的共通点と相違点を浮かび上がらせ、今後のアジアにおける共同制作の可能性を探る試み。さらに会期中は計8つのシンポジウムを開催。アジアの演劇人によるシンポジウム「東アジアの身体と表現様式・『水の駅-2』をめぐって」、衛紀生(演劇評論家)企画・司会による「演劇・その公共政策を考える」、平田オリザ、岩松了、市川準(映画監督)による「演劇と言葉」ほか。
 
[日程]11月3日~21日
[会場]グローブ座、草月ホール
 
●日本の伝統芸講座「伝統芸を貫く論理」(東京都内)

社団法人メセナ協議会
〒155 東京都世田谷区北沢5-32-15 K5-02(コンテンポラリー・アート・ネットワーク)
Tel. 03-3481-9298 [担当]菊丸・武末
能・文楽・歌舞伎・華・茶をめぐって伝統芸を貫く論理を考える連続講座。伝統芸の考え方、トレーニング方法の現代との接点を考える。現代演劇関係者の参加歓迎。テーマと講師は以下の通り。「華(象徴としての自然)」千羽理芳(古流松應会家元)、「茶(市中の山居)」講師未定、「能(省略の美・道成寺に即して)」児玉信(芸能研究家)、「文楽(三位一体・誇張と写実)」後藤静夫(国立劇場演出室文楽担当)、「歌舞伎(写実化に見る歌舞伎のイメージ)」神山彰(国立劇場制作室歌舞伎担当)。レクチャーのほか能、文楽に関してはワークショップを行う。
 
[定員]70名
[参加費]1万2000円
[日程]12月~96年3月、全10回
[会場]国際交流基金国際会議場

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