公共ホール音楽活性化事業、公共ホール音楽活性化支援事業を実施した団体等を対象としたこの事業は、同事業で培ったノウハウと考え方に基づき、地域交流プログラムの手法を生かした発展的で応用的な企画に取り組みます。
他分野との連携や地域住民との共創、新たなワークショップへの試み等、地域ならではの企画を応援するために、複数回に渡ってアーティストとコーディネーターを派遣し、ホールの企画制作能力の向上を目指します。
公共ホール音楽活性化事業応用プログラムの考え方
企画テーマ例
●他分野との連携
~教育、福祉施設等とのプログラムづくり~
平成19年度 ビッグハート出雲の事例(島根県出雲市)
〈テーマ〉
他分野と連携し、アクティビティのあり方を考える。
ホールやアーティストと共にアクティビティ先の学校の先生や福祉施設の担当者とともに具体的なアイデアを出し、プログラムを組み立てることでアクティビティのあり方について考えた。
【計3回派遣】 (平成20年1月~3月)
アーティスト | 浜まゆみ(マリンバ) |
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アウトリーチ | 小学校9プログラム、適応指導教室、病院、科学館、就労継続支援事業所 |
コンサート | 春!心うきうきコンサート 2008年3月22(土)14:00~ |
●地域住民との共創
~地元の神楽とオペラのコラボレーション~
平成19・20年度 エイトピアおおのの事例(大分県豊後大野市)
〈テーマ〉
地域住民との舞台を通じた交流と地域資源の再発見
アーティストが複数回地域に赴いてワークショップを行い、地元の神楽をモチーフにした市民参加型作品の創作活動を行った。創作活動の中で幅広い年齢層との舞台を通じた交流が生まれるとともに、地域資源の再発見にもつながった。また、市内の学校を中心にアウトリーチを実施し、クラシック音楽の普及と公演の周知を図った。
【計6回派遣】(平成20年3月、平成21年1月~2月)
アーティスト | 中川賢一(指揮、合唱指導)、大森智子(ソプラノ、合唱指導)、白石光隆(ピアノ) |
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アウトリーチ | 小学校7プログラム、中学校3プログラム、一般向けミニコンサート2回 |
ワークショップ | 11プログラム(9歳~70代の地域住民、計53名を対象とした約1ヶ月間の合唱ワークショップ) |
コンサート | 神楽オペラSHINWA~アマテラスとスサノオ~ 2009年2月8日(日)14:00~ |
●音楽における新たなワークショップづくり
~連続性ワークショップの可能性~
平成21・22年度 ユメニティのおがたの事例(福岡県直方市)
〈テーマ〉
音楽におけるワークショップの新たな手法の開発と連続性をもったプログラムの可能性を探る。
地域との連携や活性化に対して有効な、音楽ワークショップを作るための考え方や方法論について検討し、その効果について検証する。
【計6回派遣】(平成22年1月~7月)
アーティスト | 田村緑(ピアノ) |
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アウトリーチ | 地域住民のためのアウトリーチ(市内数ヵ所) |
ワークショップ | 子どもを対象にしたワークショップ |
コンサート | 計2回を予定 |
スケジュール(平成22年度実施の場合)
平成21年度(前年度)
実施時期 | 内容 | 提出書類 |
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4月~9月 | 事業実施事前申請受付 | 事業事前申請書(別記様式III(1)) |
11月~1月 | 事業内容協議 アーティスト・コーディネーターの調整 |
- |
2月 | 事業実施申請 | 事業申請書、実施計画書等(別記様式III(2)(3)(4)) |
3月 | 事業実施の内定、通知 | - |
平成22年度(事業実施)
実施時期 | 内容 | 提出書類 |
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4月 | 事業実施の決定・通知 | - |
- | 事業実施(期間1~2カ年) | - |
事業終了後 (各年度ごと) |
実施報告、負担金の請求 | 実績報告書等(別記様式III(5)(6)(7)(8)) |