研修会・シンポジウム開催情報詳細

No. 00010
主催 文化庁/社会福祉法人大阪障害者自立支援協会(国際障害者交流センタービッグ・アイ)
研修名 Open Arts Network第4回シンポジウム『共に生きる社会のための芸術文化~障害と芸術に関する政策提言に向けて』
内容

2018 年に開始した Open Arts Network では、これまで、「国内外の舞台芸術支援ネットワークの構築」「人材育成・トレーニング」「情報の受発信とアーカイブの作成」「国内外の交流」などの活動を目的に、障害のある人々の芸術活動を取り巻く現状や課題や成果を共有し、事業づくり、ネットワーク構築、支援や評価の在り方などにスポットをあてながら、舞台芸術を捉え直すシンポジウムを企画し開催してきました。

2016 年 4 月の「障害者差別解消法」の全面施行、さらには、2018 年 6 月の「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」、「2020 年オリンピック・パラリンピック競技大会」を契機に、あらゆる人々が芸術を享受できる環境整備の必要性について、様々なレイヤーで議論や取組が広がっています。

ポスト 2020、ポストコロナの芸術の文脈に、障害者は含まれるのでしょうか。また、日本に、これからも「福祉」と「芸術」の 2 つの側面をもつ障害者の芸術活動について、粘り強く思考し、対話と実践を繰り返す力があるのでしょうか。

開催 4 年目を迎える今年は、誰でも平等に文化創造を行える権利と、障害のある人々が、文化芸術の享受及び文化芸術活動へアクセスできる権利の両面から障害者施策を編み直し、多様性が“保障”される社会とは何かを、障害のあるアーティストや、法学、舞台芸術の関係者を交えて、様々な立場や視点から、これからの政策提言のあり方を考えます。

【TIME TABLE】
13:30-13:40:オープニング

13:40-14:40:セッション1
障害害のあるアーティストに必要な支援制度とは? 〜英国 Access to work を事例として〜
障害のあるアーティストが仕事として芸術活動を継続し、活動の機会を増やしていくことは、「共生社会の実現」に寄与するだけでなく、多様で先駆的な芸術表現の創造や発展にもつながります。また、芸術を仕事とするロールモデルの存在は、後に続く若者たちにとっても重要です。芸術活動と働くことの両方において、今後どのような制度が必要でしょうか? 芸術活動にも適応される働くための支援制度、英国の「Access to Work」を一つの例として取り上げ、後半のディスカッションにつなげます。
柴田翔平(ビデオ出演) × 中村美帆 × 吉野さつき

14:40-14:55: 休憩

14:55-16:55: セッション2
ラウンドテーブル「これからの障害と芸術に関する政策とは?」
現在日本国内では、文化政策と福祉政策の双方から障害者による芸術文化活動への支援が行われています。オリンピックを終えたこれからの日本において、障害と芸術に関するレガシーはどのように残され、その担い手たちには今後どのような指針が求められるでしょうか? セッション1の議論や我が国の政策の現状を踏まえ、来場者参加型でこれからの政策のあり方を考えるラウンドテーブルです。
奥出吉規 × 川村匡 × 中村美帆 × 長津結一郎 ×Open Arts Networkメンバー

16:55-17:00:まとめ

【ゲストパネリスト】 
柴田翔平(ストップギャップ ダンスカンパニー エクゼクティブ・プロデューサー)*ビデオ出演
中村美帆(静岡文化芸術大学文化政策学部芸術文化学科准教授)
奥出吉規(厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課自立支援振興室長)
川村匡(文化庁地域文化創生本部総括・政策研究グループリーダー)

【ファシリテーター/Open Arts Networkメンバー】 
長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院助教)
吉野さつき(愛知大学文学部人文社会学科現代文化コースメディア芸術専攻教授)

【Open Arts Networkメンバー】 
岸本匡史(公益財団法人としま未来文化財団施設管理課長)
鈴木京子(国際障害者交流センタービッグ・アイ副館長、プロデューサー)
南部充央(一般社団法人日本障害者舞台芸術協働機構代表理事)
平塚千穂子(シティ・ライツ代表、CINEMA Chupki TABATA代表)
廣川麻子(特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク理事長)
森田かずよ(ダンサー・女優、Performance For All People.CONVEY主宰)

対象

地方公共団体、芸術文化団体、福祉団体(福祉施設)、劇場・音楽堂等、教育機関、アーティスト、学生など

定員

50名、事前申込制

日時

2022年1月24日(月)13:30-17:00
*セッション1のみ無料配信あり(3月上旬配信予定、要事前申込)

会場

としま区民センター 小ホール(東京都豊島区東池袋1-20-10)

受講料

無料

申込期間 2021年11月20日 〜 2021年12月19日
申込方法

◆web申込フォームの場合
申込フォームから、必要事項を記入の上、お申し込みください。

◆メール、郵送、FAXの場合(締切日必着)
必要事項(申込用紙_PDF参照)に加え、「1月24日イベント申込」と記入の上、お問い合わせ先までお送りください。

特記事項

*字幕・手話通訳あり(ただし、セッション2の一部(約65分)については、字幕サポートはありません。手話通訳をご希望の方はお知らせください。
*車いすの方、補助犬を同伴の方もご参加いただけます。
*セッション1のみ無料配信があります(3月上旬配信予定)。事前申込が必要ですので、視聴をご希望の方は、申込締切日までにお申込みください。

【お申込み・ご来場にあたってのお願い】
・介助が必要な方は、介助者のご同伴をお願いします。
・申込多数の場合は、締切後に主催者が申込者に代わって抽選を行い、その結果をお
 知らせします。
・ご入場の際に、検温と手指の消毒にご協力ください。
・37.5℃以上体温がある場合、体調がすぐれない場合はご来場をお控えください。
・検査実施に伴い、通常より入場にお時間がかかる可能性がございます。時間に余裕
 を持ってご来館くださいますようお願い申し上げます。
・会場内ではマスクの着用をお願いします。マスクを着用でないお客様のご入場はお
 断りしております。
・入場時や休憩中などでのこまめな手指の消毒にご協力をお願いします。
・当日は記録・広報用に写真、配信用に動画撮影をいたします。
 撮影した写真は印刷物やビッグ・アイウェブサイトなどに掲載し、事業活動の周知
 のため使用させていただきます。 また、報道機関による写真や動画撮影の可能性も
 あります。予めご了解いただけますようお願いいたします。
・講演中のお客様による録音、録画、撮影などはご遠慮ください。
・ご来場の際は、日本政府の新型コロナウィルス接触確認アプリ(COCOA)をご活用
 ください。 
・今後、新型コロナウイルスの感染状況、政府及び自治体の方針等により、イベント
 の延期又は中止、内容を変更する場合があります。随時、国際障害者交流センター
 ビッグ・アイウェブサイトにてお知らせいたします。

申込み、問い合わせ先

郵便番号

590-0115

住所

大阪府堺市南区茶山台1-8-1 国際障害者交流センタービッグ・アイ

電話番号

0722900962

担当者氏名

OAN第4回シンポジウム係

開催地 関東地方(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川)
ホームページURL https://www.big-i.jp/